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愛という病 (新潮文庫)

愛という病 (新潮文庫)

愛という病 (新潮文庫)

作家
中村うさぎ
出版社
新潮社
発売日
2010-11-29
ISBN
9784101341743
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愛という病 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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Roko

三宅香帆さんの「人生を狂わす名著50」で紹介されていたこの本、うさぎさんが50歳くらいの時に連載していたものをまとめたもので、「閉経」という女の体にとって大きな転換期に書かれたものです。これまでうさぎさんの中で大きな部分を占めていた男との関わり方、考え方が思いっきり変わってしまったことに驚き、その胸の内を思いっきりさらけ出しています。この後大病をされ、ゲイの夫の存在があって初めて生きていけていると語る現在のうさぎさんが、今再び「愛」について語るとしたら、どんなことを語るのかなぁ?

2023/10/10

あつこんぐ

図書館本。名指しで大御所さえもコケおろしながら(森光子さんがジャニーズはべらしてるの気持ち悪いとか(笑))自分の悪いところや恥ずかしいことも赤裸々に書いている中村うさぎさんがすごいです。この人がどんな幼少期を過ごしてきたのか気になります。昔からこんなだったら女子の世界では生き辛かったんじゃないのかなぁと同じ女子として思います。私も一時期ニューハーフの友達が欲しいと切に願った時期がありました。どうやったら友達になれるのですか?

2018/10/14

eipero25

体をはって、性風俗や全身整形に挑む自由奔放なうさぎさんですが、実は理論武装してはるんですね。 そんなに理詰めで物を言わなくても、いいのに。 たとえば、彼女のメッセージで同性愛への理解が深まるかと言えば、下品を装った、難解な表現なので、一般には伝わりにくく感じます。 最近、元気を取り戻されたのかな。 活躍を期待したい人です。

2016/09/30

れに

「愛がない」。その一点の欠落だけで、なぜ自分を価値のない存在に感じてしまうのか。男と女の本質に肉迫するエッセイ。うーん、わかるわかるとなる意見もあれば、そうかなぁ?と何か違和感を感じる意見もある。だめんずを好きになる女のナウシカ心理とかにはなるほど!と思った。というか前にも思ったけど、とにかく中村うさぎさんって面倒くさい人だなって感想は変わらない(笑)でもその物事を深堀りしまくる面倒くささを面白いまたは共感を感じる人がいる故に彼女の言葉に耳を傾け、エッセイを読む人がいるのだろうな。自分はたまにでいいかな。

2023/09/08

Katsuto Yoshinaga

「女性はミラーニューロンが男性より多いため共感力が強い≒貰い泣き、芸能人への疑似恋愛」「マッチョ文化のアメリカと違い、日本男児は異形のヒーロー(仮面ライダー、ガンダムetc.)を好む」「女性のハーレムが作られにくいことと女性相手の性風俗産業は成立しにくいことは同義」等々の鋭い考察もあれば、「アナルが好きなので持ち主が男であろうが女であろうが構わない(というバイセクシャル男性)」「(女性の)愛がないとセックスは良くないとういう言葉は、彼への愛ではなく自己愛」といった性欲談義も面白い。うーん、凄い姐ちゃんだ。

2018/12/14

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