KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

他者という病 (新潮文庫)

他者という病 (新潮文庫)

他者という病 (新潮文庫)

作家
中村うさぎ
出版社
新潮社
発売日
2018-02-28
ISBN
9784101341750
amazonで購入する Kindle版を購入する

他者という病 (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

あつこんぐ

『愛という病』を読んで心肺停止のことに触れていたので気になって購入。不幸な自分に酔って、悪い方にテンションが上がってるかなという印象。美保純さんを名指しで攻撃しているとこが1番面白かったと思う私も性格が悪いですね。なんだかんだ言って頭が良いから色々考えるのでしょうか。自分からこんなに傷つきにいかなくてもいいのにと思いながらもついつい読んでしまう。でも、自分の娘がこんなだと困るなぁ。

2018/10/28

reading

壮絶な話だった。ところどころ哲学的な内容になっていて、筆者の聡明さを感じた。言動が誤解されている部分があり、他者との付き合い方の難しさが伝わってくる。彼女の考えには共感できるところがあり、非常に興味深く読むことができた。

2018/07/03

JKD

精神不安定な状況下で書き綴ったハイテンションの自己表現が痛烈。自分の発する言葉を定義付けるためにあらゆる理屈を並べ立てて自己主張する姿勢が印象的でした。それもこれも臨死体験を経験したからこその表現力なのでしょう。

2018/03/24

やまねっと

読み始めて面白くて一気に読んでしまったが、読んだことによる罪悪感に苛まれてしまった。 作者が大真面目で狂っていくので、読んでいて辛かった。私はこんな殺伐とした中村うさぎを見たくはないが、読む手が止まらないのだ。眠気も吹っ飛ぶ面白さだった。 読んだ後、疲れてしばし仮眠をとるくらいだった。 自殺未遂を2回して臨死体験を3回もしてたなんて。これを読んで、買い物やホストやデリヘル体験なんて赤子同然の経験ではないかと狼狽した。 書くことがなくなったなんて言わずにこれからも醜態晒して下さい、女王様。応援してますから。

2024/10/03

ぶり

「あのまま死んでいればよかった」と始まるエッセイは、原因不明の病で死にかけ、体が不自由になり仕事も失った著者の、不安や絶望が赤裸々に語られていました。 単行本のあとがきと文庫本のあとがきで時間が経過するとともに、かつてのユーモアと生命力あふれる著者が戻ってきてるようでとても嬉しく感じました。

2019/07/26

感想・レビューをもっと見る