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港町食堂 (新潮文庫)

港町食堂 (新潮文庫)

港町食堂 (新潮文庫)

作家
奥田英朗
出版社
新潮社
発売日
2008-04-25
ISBN
9784101344713
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港町食堂 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ゴンゾウ@新潮部

奥田さんの旅のエッセイ。小説は数冊読んでいるがエッセイは初めてです。船を使って旅に乗り込むと言う時間のない現代人にはとても羨ましい企画。到着するのも必然と港町になりますがどの町も人情に溢れていて心地よい。奥田さんの飾らない人柄が港町にぴったり。時間に拘束されない旅は羨ましい。

2016/09/25

猿吉君

船に乗って国内を旅行して美味しいものを食べるという旅行記、全体的にほのぼのしたテイストで読んで嫌な気持ちに全くならない楽しい作品でした。①奥田さんが船酔いにならない体質というのが一番のキモ(笑)②直木賞作家なのに船室がアレというネタはお約束③各地の美味しいものとお酒、そりゃ文句のつけようがないです。点数75/100→週末の昼にビール飲みながら読むと最高です(笑)

2021/02/02

アッシュ姉

2015年は奥田さんの『用もないのに』から始まったので、〆はやっぱり奥田さんのエッセイで。ナイスセレクト。めっちゃ面白かった~。様々な港町を船で訪れて、わしわし食べて、ほっほっほと笑う。貪欲な食欲につられ、こちらのお腹も空く空く。おいしいものを食べるとそれだけで幸せになりますね。お酒もね。大海原をステージにデッキで一人で踊ったり、ウミネコの餌やりに腕が痛くなるほど夢中になっちゃう奥田さんがベリー可愛い。遠くへ行って素直になりたい。充分素直なオクちゃんでしたよ。プライベートな面も見れて、大満足な一冊でした。

2015/12/30

再び読書

作家冥利の仕事に思います。庶民はなかなか休みも取れなく馬車馬の如く働かされています。でも無責任に楽しんでしまえ、と割り切っているところもまた面白い。奥田氏は作品同様、エッセイも不思議な感性で楽しい。また船旅プラスグルメとというより食べ散らかし感ももなぜか心地よい。今回も面白く読みました。

2014/02/03

タツ フカガワ

高知県土佐清水に始まり、長崎県五島列島、宮城県牡鹿半島、韓国釜山、新潟県佐渡島、北海道礼文島まで, 各港を船で訪ねて食べ飲むユーモアあふれる旅エッセイ。〈「生きがい」だの「自分探し」だのというのは、現代病の一種〉という精神科医伊良部先生のような一文もあれば、就眠中にムカデに刺され治療に当たった女医さんに一目惚れという場面も。なかで潮の香りが行間から立ち上ってくるような五島列島福江島の一編が旅心をそそりました。

2023/12/11

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