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「夏彦の写真コラム」傑作選 2 1991~2002 (新潮文庫 や 37-8)

「夏彦の写真コラム」傑作選 2 1991~2002 (新潮文庫 や 37-8)

「夏彦の写真コラム」傑作選 2 1991~2002 (新潮文庫 や 37-8)

作家
山本夏彦
阿川佐和子
出版社
新潮社
発売日
2004-04-01
ISBN
9784101350189
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「夏彦の写真コラム」傑作選 2 1991~2002 (新潮文庫 や 37-8) / 感想・レビュー

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Toshihiro Nishikawa

夏彦さんの本音ももちろん大好きなんですが、この方から聞ける東京の言葉というのが本当に好き。「お湯屋湯かげん湯あがり湯ざめ」「あちら芳町人形町よ」。それから「昔めかけというものがいた」「遅まきながら「東京県人会」」など。。。一昔前には当たり前だったことが、音も立てずにどんどん消えていく。それはその程度のことだったのかもしれないけれど、なくなってしまうのはやはり後ろ髪をひかれるんです。

2012/09/17

サトル

毒は毒をもって制すのか、辛口批評の「夏彦の写真コラム」も後半100篇になってくると、何度も同じ味わいを繰り返すようになって来た。テレビは百害あって一利なし、とは耳が痛いほど聞かされたし、南京大虐殺のでっち上げも盆暮れの袖の下も正義と嫉妬は結びつくもので、健康な人は本を読まないと、得意の表情で片腹痛く憫笑しているかのようだ。最も痛快だったのは...朝日新聞はながく共産主義国の第五列に似た存在だった...新聞が読者よ怒れ怒れと醜聞を報ずるのは、読者を束の間の正義漢にするためである...この辺りの箴言だろうか。

2018/02/22

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