ニョタイミダス (新潮文庫 さ 23-3)
ニョタイミダス (新潮文庫 さ 23-3) / 感想・レビュー
takaC
新語辞典な要素はなくて人体器官の酒井的再定義といった感じかな。タイトルは八割方ダジャレ的意味合いか。当時イミダスは現基知を凌ぐほどの勢いがあったからな。語感もキャッチーだったし。
2015/08/03
ばちゃ
大昔に読んで本棚にしまっていたのに、何故か目が合って、久しぶりに読みました。酒井氏らしいエッセイですね。はは、若い頃は自分のカラダにもっと興味もあったし、探求心も、コンプレックスも、憎しみも抱いていたけど、いつの間にか、ああ、たるんじゃってねえ、くらいにしか思わなくなってたな。もう少し、気をつけてあげなくちゃねって反省。
2013/03/14
青葉麒麟
人間の各々のパーツについて良くもまぁここまで書けれるなぁって思った。そこまで深く考えるか!?って若干引いたり納得出来るモノ等様々。おっぱいがプラスの魅力だったら、鎖骨がマイナスの魅力って件は何故か納得した。
2013/10/31
yoko**
サバサバとなんのてらいも無く女体を語る知的女性。かえって女を感じてしまう。
2019/05/07
cithara
15年近く前に書かれた本。タイトルそのものも今となっては懐かしい(もうイミダスの紙版はない)。ちょっと前に書かれたエッセイを読むときの楽しみは、さりげなく現代の事象を予言している個所を読むことである。本書でいえば、『爪』の項で「そのうち「鼻くそほじくり屋」とか「耳かき屋」も出てくるかもしれません」とあるが、「耳かき屋」はすでにあるではないか! 全体を通して、酒井さんの肉体を観察する目の鋭さに舌を巻いた。肉体は自分の一番身近にあり普通は意識しないものだ。酒井さん、私も「脊椎側湾症」を疑われたことがあります。
2013/09/10
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