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映画篇 (新潮文庫 か 49-2)

映画篇 (新潮文庫 か 49-2)

映画篇 (新潮文庫 か 49-2)

作家
金城一紀
出版社
新潮社
発売日
2014-07-28
ISBN
9784101351520
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映画篇 (新潮文庫 か 49-2) / 感想・レビュー

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アマニョッキ

純粋に、めちゃくちゃ良かった。なんだか久しぶりにわくわくした。人を大切に思うことの素晴らしさと難しさを、てらうことなくストレートに表現できる金城さんはとても素敵だと思う。孤独を知っているからこその強さと優しさ。1話目の「太陽がいっぱい」からもう泣いて泣いて。途中を挟んで、ラストの「愛の泉」でまた泣いて。映画を観に行くことがまだ特別だったあの日にきっとタイムスリップさせてくれる一冊。あなたの思い出の一本はなんですか?

2018/11/08

hit4papa

映画にまつわる5作品が収録された作品集です。愛と友情と復讐の物語で、それぞれの作品の内容に深い関わりはありません。祖母の思い出の映画ローマの休日を上映しようと奮闘する家族「愛の泉」が各作品につながっているという趣向です。どの作品も登場人物たちの真っ直ぐさが眩しく、著者らしい展開となています。ただ、短編であるからなのか感動MAXまで八分目でしょうか。本作品集では、高校の同級生男女が強盗を企てる「恋のためらい/フランキーとジョニーもしくはトゥルー・ロマンス」が、初々しくも清々しくて好みです。ああ、青春万歳!

2018/03/13

さき@merry

「孤独」から救ってくれる本。本を読んで「救われた」感覚になったのは初めてだった。何から救われたのか、読んだ直後は理解できなかったが、時間が経ってようやく気が付いた。人と映画を観ることは、現実と離れ、同じ場所で同じ方向を見つめ、同じような思いを共有できるということなのだと思う。思いを共有した思い出は、いつまでもその人との間を繋いでいてくれる。人を大切に思う気持ちが本当に心地よく伝わってくる作品だった。教授の「人を好きになったら…」の一文は一生の教訓にしようと思う。

2017/12/03

百太

本屋大賞の過去本検索していて 金城さんしばらく読んでないなと手にしました。 おーっ!良い。クソみたいな現実と人生の為には映画と小説が必要だってフレーズ好みです。 一時自分の代わりにヒーローになってくれたり大恋愛してくれたりする映画や小説が、私にも必要な時が多い(苦笑)。

2019/02/01

ずっか

金城さん、幸せな時間をありがとうございます😆🍀 一つ一つが映画をモチーフにしたステキな短編なんだけど、全部でひとつの素晴らしい作品✨やられた~😆💕 読み終わった今、無性に映画が観たくなった~!

2020/05/13

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