KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

猫泥棒と木曜日のキッチン (新潮文庫)

猫泥棒と木曜日のキッチン (新潮文庫)

猫泥棒と木曜日のキッチン (新潮文庫)

作家
橋本紡
出版社
新潮社
発売日
2008-11-27
ISBN
9784101351827
amazonで購入する

猫泥棒と木曜日のキッチン (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

相田うえお

★★★☆☆17016 子供ふたりおいて家出してしまった母親。父親はだいぶ前に出ていっていない。つまり子供達(5歳男子と17歳女子)だけで生活?この作家さんの作品を読む度にどれもレア設定だな〜って思うのは当方だけ?この作品の中で異論があるんですよ。猫って一週間くらい家を空けて帰っても、あんた誰?ってならないよ!当方、長期出張から帰ってくると猫ちゃん達は、ちゃんと「にゃ〜」(お帰り〜)「にゃー?」(おみやげは?)って言いますよ。単なる猫バカ?あと、家出母が急に帰ってきて、いつもと変わらぬ会話ができるのか?

2017/02/19

❁かな❁

橋本紡さんの作品大好き♡重めのテーマでもとても温かく優しく感じる*橋本さんの作品を読むのは6作目。母子家庭で5歳の弟がいる高校生のみずき。ある日、突然お母さんが家出して…。元々家事をしていた、みずきは逞しく生活していく。子供を置いて家出するなんて考えられない。この現実をタフに受け止め弟の為にもしっかり過ごしいく、みずきは偉いなぁ。健一の存在も大きく、ニセモノの家族だけど皆で過ごす至福の時間が幸せそうで素敵♡猫ちゃんの死はすごく辛かった。健一の親友の北嶋の性格もいい!恋する気持ちにも共感♡印象に残った言葉は

2019/02/08

chiru

何度も大切にかみしめたい気持ちになる本がある、この本もそう。 父はいない。 母は好きな男を追って家出。 父親が違う小さな弟と、大人のいない生活をこなす高校生女子。 普通からズレた生活を送る二人は『捨て子』で、突然訪れる厳しい現実を『だるまさんが転んだ』に似てるという。 彼女が健一とともに決意する『猫泥棒』。本当に大事なことがなにか、言葉にならない感情で心に入ってくる。 彼女を好きな健一がすごくいい、きっと幸せがほんの少し先で待ってる。 健一の思いや優しさが、彼女の中の大切な場所にあるのだから。 ★5

2019/03/07

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

惚れっぽいが男運に恵まれない母が家出した。『種違い』の5歳の弟と取り残された女子高生は、気丈かつ呑気に生きていく。毎週木曜日には男友達を招いて『擬似家族』で夕食。しかし母が帰って来なくなってから、彼女の心の一部に変化が起きる。道路の真ん中でボロ布のように変わり果てた仔猫の轢死体。いつもなら目を背けて通り過ぎていたが、目が離せなくなり家に連れて帰り庭に埋めてやる。まもなく庭は墓標だらけになった。仔猫たちの姿に自分をだぶらせていた少女は、ある時思い切った行動に出る……。彼女の覚悟が健気で、やっぱり哀しい。

2015/12/30

た〜

この著者にしては重たくて、ちょっと切なくて。でも最後はやっぱり心がほっこりあたたかくなるところが、らしい。

2012/05/27

感想・レビューをもっと見る