いとみち (新潮文庫)
いとみち (新潮文庫) / 感想・レビュー
yoshida
人見知りの高校一年生、相馬いとが意を決してメイドカフェ「津軽メイド珈琲店」でアルバイトを始める。動機はメイド服への憧れ。染み込んだ津軽弁と人見知りの為に苦闘しながらも、同僚やお客さんの助けもあり何とか成長するいと。予想外の事件で存続の危機にたつカフェを救うため、いとは祖母に習っていた津軽三味線を手にとる。まず設定が巧みだと思う。津軽弁に暖かい人々。素朴な高校生がメイドカフェでバイトし特技は津軽三味線。観光名所にもなりそうなカフェ。個人的には祖母がヴァン・ヘイレン好きな事もツボ。楽しい読書時間が持てた作品。
2017/12/31
そる
展開がなくて飽きてしまったけど、終わる頃に展開しておもしろくなってきたところで終了。続編見越してだろうけどもう少し1冊で広げて話を広げてほしかった。越谷さんはファンタジー要素が好きなので、やや全うすぎてそこも少し残念だった。雰囲気としてはラノベ調、青春もので良かったけどね。津軽弁がすごくて良かった!「苦しいし恥ずかしいが、自分の言葉に相手が喜んでくれるのはいやにうれしい。」「「(略)紳士協定だなんてはしゃいでいるけど、恥ずかしがり屋だからそんな悪ふざけみたいな形でしか『気にしてるよ』って言えないんだ。」」
2023/02/23
た〜
【キャラ重視型】と見せかけておいて【メッセージ重視型】いとっちのドジっ娘とそれを見守る人たちに終始泣き笑い。それでもっていかにも胡散臭そうなオーナーが実はとってもいい人で、でもやっぱり胡散臭いところが好き
2013/11/02
まりも
津軽弁がコンプレックスの女子高生いとが人見知り克服の為にメイド喫茶で働く話。最初はただのコミュ障だったいとが失敗したり凹んだりしながらも周囲の人と触れ合っていく内に変わっていく姿が良いですね。コンプレックスやちょっとした事で起きる家族との軋轢はこの年代特有のものだしこの作者さんの書く人物はリアルさがあるのが魅力ですね。どじっ娘いとの頑張る姿は癒されるし応援したくなる。何気にオーナーもお気に入りです笑
2015/01/17
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
「おけえりなせえまし、ごすずん様」悪ぐねな。津軽弁さしゃべる女の子が人見知りと訛りば治すのに選んだバイトが「メイドカフェ」。こげな設定はまんず実際にはありえねっけど、そこがええんでないけ?いとちゃのキャラがいいべ。いとちゃ、たんげぇめごいなぁ。けっぱれって応援しだぐなる。ちゃっちゃど読めっけど、おもすれ。………は?おめの感想何書いでっだかよぐわがんねだと?そらおめさ、この本読んだあどで、そんなこと言ったらまいねじゃあ。続きもあっがらな、もちっと津軽弁さ勉強しまれ。せば、わぁは次も読むかな。へばね!★★★+
2015/08/29
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