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龍神の雨 (新潮文庫)

龍神の雨 (新潮文庫)

龍神の雨 (新潮文庫)

作家
道尾秀介
出版社
新潮社
発売日
2012-01-28
ISBN
9784101355535
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龍神の雨 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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サム・ミイラ

なるほど。カラスの親指や片目の猿とは全く違う道尾秀介がいました。全編通して陰鬱さや不安感に読み進むのが辛く時間がかかりましたが、後半真相が明らかになるにつれ頁を捲る手も止まらず気づけば読了していました。私はこの暗さ嫌いじゃないな、むしろ好きかも。道尾氏の作品はどれもメッセージ性が強くストンと入ってくるところがいい。途中まで相も変わらずミスリードにしてやられましたが、許します。カラスの親指と双璧をなす名作だと思います。あと解説がマニアックで深く面白いのもお得な一冊。

2014/06/17

射手座の天使あきちゃん

降り続く雨のせいなのか? 読み進めるほどに陰惨で息苦しさが増して行く、「やめなさい、違うんだ!」大声で蓮を・楓を・辰也を止めてあげたくなります。 またしても道尾さんにはすっかりミスリードさせられましたね(笑)。 それにしてもキモいよ、あの男 (-_-) 伏線が多すぎて解説読んでもコンプリートとはいきませんでした。 暫く置いてもう一度じっくり読みますね <(^_^;

2014/04/12

ehirano1

バイアスの功罪もさることながら、常に多面的見方の必要性が思い知らされます(著者はこれでもかと放ってきます)。ストーリーの面白さはもちろん折り紙付きです。

2019/07/06

nanasi

カバーデザインは坂野公一さんと吉田友美さんです。橋本満輝さんが解説として「龍神の雨」-もう一つの姿を書いています。第十二回大藪春彦賞受賞。お話は暗かったけど、楽しめました。

2013/11/21

kaizen@名古屋de朝活読書会

「誰かを恨みながら水の中で死ぬと、龍になるんだ」 二つの両親を亡くした家族。兄妹と兄弟。 どちらの誰が龍なのか。 あまりにも過酷、あまりにも悲しい話なので一度には読めない。 2つの家族の短い物語が切り替わる。 2つの家族の両方に関わるところもそれぞれの視点で。 短いので重すぎないが、暗すぎるかも。

2013/07/10

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