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なるほどの対話 (新潮文庫)

なるほどの対話 (新潮文庫)

なるほどの対話 (新潮文庫)

作家
河合隼雄
吉本ばなな
出版社
新潮社
発売日
2005-08-28
ISBN
9784101359519
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なるほどの対話 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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naoっぴ

あぁたくさん付箋をつけてしまった(笑) 河合先生の温かくて深みのある言葉から人をまるごと包み込むような大きさを感じたし、吉本ばななさんのピュアな感受性には、心が疲れたり弱くなった時にばななさんの本を読みたくなる理由がわかった。心に響いたのは、人を感動させようとか自分が治してやろうとか、そういうことを目的にしてもうまくいかないというところ。そして偶然の大いなる力。私のまわりにも生き辛い人はいます。この本はその人達の心が愛しく思えてくるような愛情たっぷりの内容。読友さんおすすめ本、私の大切な一冊になりました。

2016/11/30

コットン

河合隼雄と吉本ばななの本音トーク。村上春樹との時も思ったが、軽い口調で的確な方向性を持った言葉を相手に投げかける河合先生の手法に脱帽!話の中でナホバのシャーマンに聞くと『HonestyとBelieve in Myself』がシャーマンの条件だそうだ。このことば、われわれにも通じると・・・

2013/05/06

団塊シニア

ほのぼのとした対談内容であるが、河合さん、吉本さんお二人の生きることに対する本音が感じられ内容の深い一冊です。

2015/02/06

よこたん

“そして、二人でにこにこしながら餅を焼いて、熱い熱いと言いながら食べた思い出は、私の一生の宝です。” 吉本ばななさんの河合隼雄先生との対談のあとがき最後の言葉に、ぽろぽろと涙が落ちた。本を閉じて表紙をみて、ああこの時の…柔らかくほぐれるような笑顔が眩しくて鼻の奥がつうんとなる。ばななさんがとても楽しそうに気持ちよさそうに話す傍らで「なるほど、なるほど」と頷きながら、絶妙な合いの手と関西人的笑いを盛り込む河合先生。人の生き辛さ、心理状態の不思議さに言及しながらも、二人の醸し出す空気は温かくて心地よかった。

2017/01/08

MINA

あとがきを読んでいたら、村上春樹と同様に“直接的には抱えている悩みを言った訳ではないのに、不思議と河合先生と話しているうちに解決していた”というようなことを書いてあって凄いなぁと思うばかり。「技術は偶然にアクセスする最低限のもの/『死にたい』という言葉でしか、自分の『生きたい』という気持ちを表現できませんでした/謙虚であって、そして自分を信じている。このふたつがないとだめだ」という文言が印象的だった。“自分探し”や“癒し”等世の中に蔓延っている言葉が如何に表層的で浅いものなのかを突き付けられた気分だった。

2016/02/20

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