愛をください (新潮文庫 つ 17-9)
愛をください (新潮文庫 つ 17-9) / 感想・レビュー
のんき
泣けましたあ!養護施設で、虐待され、自殺未遂をくりかえす、不幸のどん底にいるリリカ18歳。そんなリリカを救い、励まそうと、モトは文通をはじめます。リリカがつまづきながらも、一歩一歩成長し幸せに近づいていくのが嬉しい。最後のほうは、ほんとに泣けて、文字がにじむ、にじむ!手紙だけの形式だけど、どんな人か、どんなことがあったかがよくわかります。お互いにいっぱい得るものがあったし、一生忘れられない存在だと思います。人と人との繋がり、命の大切さが伝わってくるのは、メールや電話じゃなく、手書きの手紙だからでしょうか
2019/02/07
みーちゃん
文通はメールと違って温かみがあり、良いなと思いました。 自分の悲しい気持ちを隠してどん底にいる妹のために文通をするのは、本当の愛だなと思いました。 手紙を通してなのに2人の気持ちや行動がとても分かりやすくて読みやすかったです。 私も誰かと文通をしてみたいなと思いました。 人間1人ではやっていけないし、誰かと助け合い、自分は誰かに必要とされているという愛情をもらうことが大切なのだなと思いました。
2022/04/28
ユザキ部長
また素晴らしい本に出会えました。これは皆様におすすめです。また作品中に素敵な言葉が沢山入った作品でした。題名は「愛を下さい」でしたが、僕は「愛のカタチ」と思います。感動で手が震えます。
2013/06/06
匠
もう君は一人じゃない。僕が必ず君を受け止めるから。そんな言葉を手紙の文面に綴りながら、恋をしない、会わないことを約束し、文通を続ける基次郎と李理香。お互いに養護施設で成長し、李理香のほうは自殺未遂を繰り返していたという境遇。ミステリアスだけど手紙の内容がとてもあたたかく、優しく心に降り積もっていく。だがしかし意外な運命が二人を待ち受け、そこからはなんとなんとな展開で。でも李理香にとっては、彼の純粋な愛のおかげで自立していけた部分が大きい。 心の支えがあるだけでこんなにも生き方、考え方は変わってくるのだ。
2013/04/11
sat
愛を知らずに育ち、自殺未遂をした李理香のもとに届いた基次郎からの手紙。二人の手紙で綴られる愛の物語。基次郎の愛の深さが心にひびく。
2016/08/06
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