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半島へ、ふたたび (新潮文庫)

半島へ、ふたたび (新潮文庫)

半島へ、ふたたび (新潮文庫)

作家
蓮池薫
出版社
新潮社
発売日
2011-12-24
ISBN
9784101362212
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半島へ、ふたたび (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ぶんこ

拉致されてから24年間、スキーを一生できないのかと悔しかった事。「不本意によその国に連れてこられ、それまで何気なくやっていた日常の生活をぷつりと断ち切られてしまった者の怒り」と書かれていたところが、僅かに書かれていた憤りでした。それ以上の北朝鮮での詳細な生活をを描かれていなかったのは、未だ帰国が叶わぬ人々、そのご家族、色々と骨を折られているであろう日本国民への配慮があったものと推測しました。文章を書く事が好きだった事から翻訳の仕事へ。奥様やお子さんのご苦労もしのばれました。

2015/09/20

nikoniko313jp

ちょっと気になったので 図書館で見つけて読んでみました。北朝鮮での生活を読むと正直心が痛む。特に 「少しの食料でも節約しようと今なら無駄としか思えないような時間をどれだけ費やしたことか」下りでは北での生活の困窮さが伺える。半島との関係はデリケート過ぎて言葉にできませんが、、、思うところは多々あります、、、、

2015/09/16

みなみ

表紙の写真の蓮池さんは日本に戻って来られたときの様子と全然違います。穏やかな表情に充実した人生を送られている事が伺えます。文章からは優しさがにじみ出ていると思います。もっと書きたいこともあるのだろうなとも思います。彼の地にいる方が全員帰って来られたらと。後半は翻訳家として努力されている様子・拉致被害者ではなく個人としての生きる思いに胸を打たれました。「私たちの幸せな時間」は映画を観ましたが、蓮池さんが原作を翻訳されたのは全然知らず驚きました。重い内容でしたが蓮池さんの翻訳の原作を読みたくなりました。

2016/03/04

まあちゃん

拉致被害者である蓮池さんが、韓国旅行に行った手記。ブログに掲載された内容が多いようだ。散りばめられる北朝鮮での辛い思い出。失った24年を取り戻そうと、韓国小説を翻訳したり、大学で韓国語を教えたり、自身が卒業できなかった中央大学に復学したりと、多忙な日々が垣間見える。拉致被害者としか知らなかったが、随分と愛嬌があり、楽しい方のようだ。本文中、拉致被害者達の早期の帰還を強く願っておられた。私たちにできることは、ずっと関心を抱き、風化させないことだろう。なぜ彼らを取り戻せないのか。改めて疑問に思った。

2017/07/19

ゆみねこ

翻訳家として韓国文学を日本に紹介する著者。悪夢のような24年間の北での様子を織り交ぜながら、ソウルを旅し、韓国の現状をルポする。彼の訳した翻訳本を読んでみたいと思う。

2012/02/09

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