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限界病院 (新潮文庫)

限界病院 (新潮文庫)

限界病院 (新潮文庫)

作家
久間十義
出版社
新潮社
発売日
2021-10-28
ISBN
9784101368788
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限界病院 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ロボット刑事K

非常に読み易い作品でスイスイ読み進められますが、そうしてスイスイこの作品を読破して驚くのは、500頁近く読ませておいて、何の結論にも至らず、結論どころか堂々巡りの元の木阿弥、何も始まってさえいないこの事実!離婚だ失敗だと心が折れ、都会の暮らしに疲れた青年医師が、1年位のセンチメンタルジャーニーのつもりで赴任した縁もゆかりないド田舎の公立病院。その赤字病院の再建?んなの知ったこっちゃないでしょ、アンタ。読み易いだけに間尺に合わない展開に腹が立ちます。☆2つ。やっぱり医師とか看護師とか手に職のある人は強いね!

2023/12/21

NAOAMI

過疎地病院の崩壊事情が書かれており、なるほどそーゆー事情かと。いくつかの解決策が羅列されつつ何ら一向に進まない。挙げ句に巻き返しの象徴である新院長は病に倒れ、後をついだイケメン主人公外科医はなんの成長も見せないし。盛りのついた猿のようなエッチ描写もうざいし、イイ歳こいた男女が阿呆みたいな言い訳でくっつき、そして阿呆みたいなこじつけで別れる。わざわざ一年以上すっ飛ばした終盤も意味のない回想に耽っただけで、結局進展がない。病院利用者・住民の姿が描かれていないのが致命的。何の盛り上がりもなく淡々。これがリアル?

2022/01/28

hiyu

医療はインフラの側面を持つことは否定できない。制度設計の問題でもあるだろうが。しかし、そのインフラも柵からは逃れ得ない。もう少し登場人物の設定に捻りがあったほうが好みではある。回収されていないようにも思えたし。そして最も興味があるのはラストの後ではある。

2022/12/14

noritama noritama

独立地方行政法人としてやっていくのがいいのか、民間になるのがいいのか、 そのまま公立であるのがいいのか? 地方都市のあり方も含めて、いろいろ考えさせられた? 組織への愛着とか、やらねばという信念なんかはどこからどうやって出てくるんだろう? 今の自分にはないなぁ。。。 人生何があるかわかんない、ちょっとした選択がどこに関係してどう導いていくのか。。。 自分には関係ないと思っても、他の人の足の引っ張り合いや思惑に巻き込まれていくのか??

2022/01/04

dai267712

地方の病院経営の実態を題材にした小説。医療の世界も思ってる以上に黒い世界なのかもしれませんね。

2022/03/09

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