この世の春(中) (新潮文庫)
この世の春(中) (新潮文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
第二巻ではかなりな状況がわかってきます。ダニエル・キイスの小説を思い起こしました。多重人格ということなのでしょうか?それをつくった原因をこれから解いていこうと何人の人物がかかわってきます。周りの人物は一人を除いて本当にいい人ばかりの感じです。宮部さんも新しい分野をつくってくれました。
2019/12/20
アッシュ姉
若き元藩主の苦悩と闇が見えてくると共にますます深まる謎。そしてまたいいところで終わる中巻のラスト!続きを読まずにはいられまい。タイトルの意味とは、この先に待ち受けているものとは。気になる気になる。急いで下巻へ。
2021/10/10
よむヨム@book
★★★★☆ 星4つ 重興は、憑き物がついているのではなく、多重人格者になっていたのか。 この原因を探っていく話になっていくが..... 私は、上巻で御霊繰という超能力的な現象と思っていたのですが、いい意味で裏切られました。 藩の陰の出来事であることは、想像していましたが、ここから「この世の春」の題名に繋がるのか、さらにページをめくる手が加速します。 早速、最終巻へ。
2022/01/20
ふう
バラバラになっているものが早く繋がって穏やかな暮らしに戻ってほしい、と願いながら読みましたが、恐ろしい謎はますます深まっていきました。そのおぞましさと、登場する人々の健気さ。両方あるから何とか読み進められます。心の機微の描き方はさすが宮部さんです。今までのところ、タイトルの意味するものとは遠い物語ですが、安堵できる着地を期待して「下」へ進みます。
2020/02/21
goro@80.7
感想は下巻に。ようやく分かりかけてきた重興の抱える闇。忍び寄る魔の手。物語は徐々に大きくなってきた。多紀は重興を救うことが出来るのか?下巻へまいります。
2021/07/12
感想・レビューをもっと見る