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にんげんのおへそ (新潮文庫)

にんげんのおへそ (新潮文庫)

にんげんのおへそ (新潮文庫)

作家
高峰秀子
出版社
新潮社
発売日
2011-12-24
ISBN
9784101369839
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にんげんのおへそ (新潮文庫) / 感想・レビュー

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財布にジャック

高峰さんの人柄が滲み出ている素敵なエッセイでした。幼少の頃から苦労されていたことを、この本を読んで初めて知りました。売れっ子女優さんだから、もっと派手な暮らしをされていたのだとばかり思い込んでいました。ユーモアもあり、読んでいてほっこりします。通勤のお供にピッタリでした。しかし、名だたる監督さん達のお話や、有名な方々との交流だけでなく、等身大の高峰さんの日常なども垣間見られて良かったです。

2012/09/01

優希

人生を楽しく味わった人だから書けるエッセイだと思いました。ユーモアがたっぷりの語り口調も良いですね。

2024/10/02

新地学@児童書病発動中

女優高峰秀子さんの晩年のエッセイ集。これはお勧め。ユーモアとしみじみとした味わいがあります。しゃきしゃきした軽快な文章が魅力的で、重たい話も過度に感傷的にならずに読めます。本の中をさわやかなそよ風が吹き抜けているような感じが非常に好みでした。私の一番の好きなエッセイは、育ての親と確執を淡々と描いた「ひとこと多い」。

2012/08/11

新田新一

この間読んだ『巴里ひとりある記』が面白かったので、読んでみました。高峰さんの晩年のエッセイ集。軽快でユーモアのある書き方は、本書の中でも発揮されていて、何度も笑いながら読みました。圧巻は「ひとこと多い」です。さりげなく夕食の話から始まり、養母との辛くて、悲しい関係が描かれて、読み手の心を揺さぶります。養母は高峰さんのマネージャーになり、高峰さんの稼いだお金を浪費。晩年は認知症になり、彼女を困らせる始末でした。高峰さんのユーモアはこのような辛い経験に裏打ちされたものと分かり、尊敬の念が高まりました。

2024/08/31

これでいいのだ@ヘタレ女王

大女優で ありながら 文章を書かせても 抜群に上手い。シャンソン歌手石井好子さんのエッセイ同様 読んでいると、自分も自然に背筋が伸びて ほんのちょびっとだけ上品な人になれた気分にさせてくれる一冊。

2015/06/08

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