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猫森集会 (新潮文庫 た 29-3)

猫森集会 (新潮文庫 た 29-3)

猫森集会 (新潮文庫 た 29-3)

作家
谷山浩子
出版社
新潮社
発売日
1989-12-01
ISBN
9784101372037
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猫森集会 (新潮文庫 た 29-3) / 感想・レビュー

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チヒロール

最近になり、学生の頃よく聴いた谷山浩子さんの歌を又聴き始めた。本も読んでみたいなと図書館で予約して読んでみると。歌の世界そのままの、不思議でシュールな雰囲気そのまま。7つの短編ですが、最初の紅茶の誘いが良かったです。喫茶店が落ち着くから好きで、紅茶を飲みながら本を読んだり、書き物したり。これは谷山さん自身をモデルにしてるのかな?と想像してしまいました。童心に帰れました。

2014/05/25

神城冥†

不思議な童話集…?メルヘンなんだけど、ブラックユーモアも併せ持つ独特な世界観。私的には「地底通信」と「スーパーマーケット・マン」が好き。で、最後にツッコミ。結局逢えないのかよ!(笑)

2015/08/15

マク

谷山浩子さんワールド全開。 歌の世界観をそのまま文章にした感じ。 絵本のような内容で、パソコンの内側に入り込んだり、いきなりタクシーが沈みだしたりとずっとこの調子で話は進む。 正直常人には理解不能なのだが、とても惹かれる。 話の途中ちょこちょこある挿絵もとても素敵。

2013/09/13

片瀬

浩子さんならぬネムコさんと旅する7つの物語。解説は綾辻行人。夢の途中を切り抜いたような、突拍子もない展開にクスクスしてしまいます。たとえば、『エイエン物語』では、服屋に入ると「……ンらっしゃい……」としゃがれた声のトナカイが現れます。『地球博物館』では、陶器の少女が、地球の剥製(それも地球滅亡三部作を連想させるような)を食べなさいとそそのかします。表題作では、毎年恒例の「猫森集会」で「まっくら森の歌」を歌っていると、お客さんが動物に変身するのです!はー、いちいち発想が可愛すぎます~。「…………拍手。」

2014/10/13

たみ

少女のふんわりとした夢と、グロテスクなモチーフの同居、童話のようで違うような、独特な世界観にひきこまれた。ピリッと引き締まるような怖さを感じる。挿し絵がたっぷりで豪華、どのイラストも素敵だけど、エイエン物語の洋服屋のトナカイ(イラスト・北見隆 氏)がしぶくて好き。綾辻行人氏の解説も秀逸でした。

2014/05/04

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