胡蝶の失くし物 僕僕先生 (新潮文庫)
胡蝶の失くし物 僕僕先生 (新潮文庫) / 感想・レビュー
財布にジャック
今回は、劉欣という殺し屋の登場で、シリーズがぐっと盛り上がったと思います。個人的に、このキャラクター好きです。そして、薄妃さんにも新展開が待っていました。その分、僕僕先生と王弁の活躍が少なめかなぁとも思いましたが、相変わらずの珍道中で、楽しい時間を過ごせました。まるで一緒に旅に出ている気分になれるのが旅好きの私には堪らない作品です。
2011/10/19
はらぺこ
オモロかった。 RPGもそうやけど仲間が多くなるとワクワクするわ。 拠比の剣ってどうやって手に入れたんでしたっけ?黒卵の一件ってどんなんでしたっけ?あぁ、再読せんとアカンわ。って事でとりあえず新しく登場したキャラクターの名前だけでも書いとこ。暗殺組織「胡蝶房」の劉欣、女神の劫鰓、蚕の蚕嬢。前に出てるけど忘れたらアカンから面縛の道士も一応書いとこ。 表紙の劉欣のポーズが氷室みたいでオモロイ。左手にあるのはマイクじゃなくてタバコじゃなくて吹き矢の筒やと思う。
2013/01/10
蛇の婿
3巻目。今作の白眉はやはり殺し屋、劉欣でしょう。おおお好きです劉欣!恐ろしげで不気味な外見、その外見に違わない暗殺の技術、人の命をなんとも思わない冷酷さ!しかも狙うは僕僕先生の命です!…しかし、幼い彼を拾い、無条件で愛してくれた両親に対してだけは、これ以上はない孝行息子、などという見事なツンデレっぷりを見せつけられてしまっては、もう冒頭からすっかり彼のファンにならずにはいられませんでした!…この巻は、彼の話と、薄妃の恋の顛末のふたつの流れがあるのですが…いやあ…つい、劉欣の話のほうに注意が…ww
2012/05/18
kumicom
何かを「失くす」事があっても、それは何かを「得る」ことにつながるかもしれなくて、その踏み出した一歩が良いものでありますように、と祈りたくなる。今回は薄姫大活躍でした。心強い仲間だもの、また一緒に旅を続けたいよねえ。新しいキャラが可愛くて気高くて良い味出してます。今回は僕僕と王弁はそんなラブモードじゃなくて、劉欣じゃないけど、まったく王弁ってもさっとしてる奴だとプチイライラ。毎回やり込められてないで、ここらへんで頑張ってみなさいよ、とハッパをかけたくなるけれど、この距離感がゆるり旅には心地いいのかな。
2015/03/18
nins
僕僕シリーズ第3弾。旅を続ける僕僕一行。僕僕先生に暗殺命令が。「胡蝶房」と呼ばれる刺客軍団。 選ばれた刺客は、吹き矢と毒を使う劉欣。この劉欣、見た目も含めて、結構渋いキャラ。のほほんとした感じの王弁と真逆のキャラとして、今後も楽しめそう。面縛の道士、そして蚕嬢。薄妃の恋の結末。面白い話の連続はさすが。旅するメンバーが増えたこともあってか、王弁くんの僕僕先生に対する気持ちが前巻のもやもやするみたいな展開が陰に隠れて、ちょっとさみしい。これからの旅がますます楽しみ。
2011/06/13
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