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先生の隠しごと 僕僕先生 (新潮文庫)

先生の隠しごと 僕僕先生 (新潮文庫)

先生の隠しごと 僕僕先生 (新潮文庫)

作家
仁木英之
出版社
新潮社
発売日
2013-12-24
ISBN
9784101374352
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先生の隠しごと 僕僕先生 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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財布にジャック

衝撃的な展開に途中かなりびっくりしましたが、先生の過去がわかって腑に落ちました。王弁もだんだんとしっかりとしてきて、成長したなぁと母親のような気持ちで見守っている者としては、嬉しかったです。でも、先生と王弁の二人三脚は、いつまでもいつまでも続いて欲しいので、頼りない王弁でいて欲しい気もします。

2014/01/09

つねじろう

やっぱり失恋は人を成長させるね。回を追うごとに不可解な行動をする先生。で、王弁君には衝撃的な事件が起きる。失意の王弁君が選んだ道は?理想の国の在り方と人の幸せ、その中での自分の在り方に煩悶する彼。殺された仲間を小さな身体で背負う蒼芽香。「何かしたいなら力をつけろ。力がないなら、背負う覚悟くらいはしておけ。」と言い放つ殺し屋の劉欣が良いね。いつもながら情けなさ全開で成長する王弁を今回も応援してしまう。読み易いストーリーの中で、ハッとする真理や、心打つ言葉をさり気なく忍ばせるこの作者は油断出来ない。

2014/01/26

絳楸蘭

僕僕先生も女性だったのね。人は真っ白だけじゃ生きていけない。もちろん真っ黒だけでも生きていけない。清濁合わせて飲み込むことができるから、生きていけるし成長するんだ。だからラクシアに違和感を覚えた王弁くんは成長するし、一人でも命を救える力を身につけることができたんだと思う。もう少し自信を持ちなよ、王弁くん!!

2014/01/24

山目

王弁くん大活躍です。でもなぜか少し、ヘタレのままでいて欲しい気も、嫉妬かもしれません。最初に前作の決着もつきスッキリしましたが、先生の解説に感心するばかりで、王弁くんレベルだと意気消沈。もしかしてと思っていたら、最後に安禄山に触れらていて、やはりとニンマリしました。余計といえば余計ですが。「女の過去ってね、案外強敵のよ」十分理解できてはいないのですが、心に刺さりました。「珍奇を好み、怠惰で、気ままな心」私には大切なものです。ちょっと重たいテーマが続いたので次回は、軽めの短編を期待します。

2014/05/21

にゃんころ

今回は僕僕先生が揺れ動いていたため、読んでるこちらも王弁と同じように非常に不安でした(^^; ラクスの掲げる理想はわからなくも無いけど、あまりにも清廉潔白を求めすぎて空虚に感じますね…。ここしばらく「優しさ」という面だけしか取り柄が無いような王弁でしたが、久々にカッコイイ面を見せてくれました。あまり立派になられてしまうとらしくないですが(笑) 個人的には、仙界、神界の方の話が好きなので、もう少しそっち寄りの話になってくると嬉しいかな。

2014/02/16

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