南へ舵を 新・古着屋総兵衛 第四巻 (新潮文庫)
南へ舵を 新・古着屋総兵衛 第四巻 (新潮文庫) / 感想・レビュー
優希
暗雲が立ち込めていく流れにハマります。
2023/10/20
藤枝梅安
「影」本郷康秀を誅殺した総兵衛と家臣たちは、出入りのおこも・ちゅう吉から本郷家老女と薩摩藩用人の密談の内容をつかみ、老女を拉致・保護し、深浦の隠れ里に送った。薩摩藩の動きが活発となる中、新しい「影」から指令が届き、総兵衛は夜を徹して川越に向かい新しい「影」と対面する。が、そこにも薩摩藩の刺客が現れる。危ないところを切り抜けた総兵衛は、深浦から南に向かう大黒丸とイマサカ号の出帆を見送る。薩摩藩の船がどこかで待ち伏せし攻撃してくるだろうことは想定内である。この巻ではおこもの「ちゅう吉」が大活躍した。
2012/08/23
ドナルド@灯れ松明の火
影である本郷を抹殺し、日光から金沢へ旅して帰ってきた総兵衛にまとわりつく李黒と薩摩藩。影殺しの真相を探る南町奉行との連携もなり、9代目の一周忌も無事終え、新たな影との接触。いよいよイマサカ号と大黒丸は琉球へ出立し、総兵衛は桜子と京へ。おこものちゅう吉の大活躍に終始した話だった。次巻では薩摩藩との海戦、京都の天皇とのつながりが生まれそうで待たれる。
2012/09/14
rakim
シリーズ最新刊まで購入してあるので、家人が皆留守で暇な土曜日午前中に第4巻読み終わりました。南町奉行は言わずと知れたあの方。海外にも関心ある方のようですから(他の小説の受け売りですが)御味方になるのでは?と勝手な予想。ところで表紙の装丁、人物の人相、表情がわかるものは小説の場合あまり好みではないのですが。次巻への伏線多い?
2016/03/05
オレンジ。
6代目総兵衛の時の戦いは激しすぎて疲れたけど、この10代目の戦いは落ち着いて読める。結構、殺してるけど・・でも、若いのに人間が出来過ぎている感はある。表紙の絵は誰?毎回、違って困ってしまう。
2015/04/16
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