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ホスピスという希望: 緩和ケアでがんと共に生きる (新潮文庫 さ 83-1)

ホスピスという希望: 緩和ケアでがんと共に生きる (新潮文庫 さ 83-1)

ホスピスという希望: 緩和ケアでがんと共に生きる (新潮文庫 さ 83-1)

作家
佐藤健
出版社
新潮社
発売日
2014-04-28
ISBN
9784101383613
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ホスピスという希望: 緩和ケアでがんと共に生きる (新潮文庫 さ 83-1) / 感想・レビュー

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やせあずき

ホスピスの意味をよく知らなかったこともあり、恐る恐る読んでみたら、やはりかなり重い内容でした。でも、いわゆる終末期、命の期限を突き付けられたときどうするかなんて、これを読むまで深く考えたこともなかったので、戸惑いました。最期を迎えるまでの間、家族や医療者との関わりの中で、現実から目を逸らさないで残された人生を輝かしく生きる、そんなことが自分にできるのかは今のところ全く自信がありません。

2014/05/27

ごえもん

妻がホスピスに入って50日間、先月、そこで最後を看取っただけに、残された時間が短いからこそ自分らしく人間らしく生きる場所と言う考え方には大いに共感するところ。医療と言えば辛くても苦しくても延命して、いずれは元の健康な体に戻るという発想ですが、元には戻れない病気の場合、辛く苦しい延命だけのための時間よりも、家族との大切な時間を共有することの大切さを実感しました。亡くなって読むのではなく、先に読めばよかったかもしれません。緩和ケアに入る患者さんの苦しい気持ちを理解した上で過ごせたらなおいいですから。

2017/09/08

そらいろ

【図書館】癌の痛み苦しみはコントロールできる。ホスピスはただ死に行く場所ではない。著者が実際に出会った患者のエピソードと著者自身の熱い言葉からそれらを説く。モルヒネの有効性が強く印象に残る。一番分かって欲しかった事はそれかな。モルヒネが合わない人はどうするのだろう。患者さんとのエピソードが余りにも美しく、正直言って現実味が薄く小説のようだった。脳への転移や認知症の発症などを抱えた患者さんもいるだろうが、どう対応しているのだろう。ベッドが空くのを待っている患者さんも多いと聞くのですが…?(続く)

2014/07/15

入江大和

ホスピスという場所に抱いていたイメージを根底から覆させられました。痛みと戦う必要も、モルヒネを使う事を悪だと思う必要もないんだと知っただけで、読んで良かったです。先生がホスピスを作ろうと思った過程には運命を感じ、その志を貫いたことには深く感動を覚えました。

2014/05/21

SEGA

著者は良識のある人だと思います。名医といわれていなくても、標準的な医療をキチンと行う気心の知れた医師に診てもらいたいとあり、同感なのですが、それが結構難しいのでは?

2014/05/10

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