枕もとに靴: ああ無情の泥酔日記 (新潮文庫 き 41-1)
枕もとに靴: ああ無情の泥酔日記 (新潮文庫 き 41-1) / 感想・レビュー
修一朗
北大路公子さんの2001年,37歳のころの酒浸り日記であります。デビュー作,なんだけども最新作で仕でかしていることとほぼおんなじだ。たまにの東京出張を除けば自宅半径200m以内での酒とネコと冬ギライと身内バナシが延々と… 最新刊までの17年間に,変ったことと言えば妹さんに子供ができてご本人がホンモノの伯母さんになったことや彼氏の話題がなくなったこと,推し力士が安芸乃島から稀勢の里に変更になったことぐらいです。この定番感,なかなか捨てがたいものがあるのでこれからも読みますよ。。。
2018/05/19
ひろ
『頭の中身が漏れ出る日々』の面白さが特別だったのか、本書は特に笑うところもなく、(飛ばし読みしながら)サラサラッと読んだ。毎日のように飲んだくれている著者とは一体どんな人なのかと画像を検索してみたら、想像とは違って可愛らしい外見の女性で驚いた。
2018/01/23
おくちゃん🍎柳緑花紅
センセイが37才、38才の時の泥酔日記?こっぱげ氏のおかげで本当に私達は奇跡の出会いを得たのですね!タイトルから書店の「防災」の棚に置かれていたって(笑)それにしても付き合っている男性のヤギ君、牛刀で刺された事があるヤギ君に、今9デシリットル興味がある。今頃どうしてるのかなぁ?ネコちゃんの斉藤君と会話するキミコ、父、母が最高だ!今月のサイン会行きたいなぁ。お目にかかりたいなぁ。
2017/07/07
積読亭くま吉(●´(エ)`●)
★★★✩前に読んだ苦手図鑑より面白かった気がする。まさか肉離れ(本書読了の二日前に負傷)で意気消沈しきり、洗濯から掃除、風呂洗いから台所仕事も全て「足が痛い」と放り出し、仕事も「立てない」と二週間休んで、トイレに行く時さえ松葉杖に縋っている我が家の嫁が、コタツの中から突如「ドゥおっほっほっほー!」とか「ヌぐっ、ぶぉっうぐぉっ!!」とか雄叫びともつかぬ声を上げ、不自由な身をよじる姿に、家人の誰一人として全く無反応。誰も目を合わせてくれない、恐るべし北大路公子。かように、下らなさの極み。あ~面白かった。
2016/01/17
りゅう☆
キミコさん37、38歳の頃の(泥酔)日記。これでキミコさん何冊目だろう?でも毎回読んでて楽しい。17年飼ってるネコを「斉藤くん」に改名したり、お父さんの「ハリー・タッパー」や「キミコの方が大きいから」発言に思わず吹き出す。これが特に面白いって選べないな。キミコさんの日記って日常の些細なことの連続なのにどうしてこんなに笑えるんだろう。かと思ったら急に春洗いや影日和、夜まつりや夏送り、過去読みなどおセンチに綴ったりして、でもこれもどこまで本当のことなのかしら?関係の薄い恋人ヤギがちゃんと表紙にいるのも笑える。
2015/11/20
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