二十歳のころ 1 1937-1958: 立花ゼミ調べて書く共同製作 (新潮文庫 た 59-2)
二十歳のころ 1 1937-1958: 立花ゼミ調べて書く共同製作 (新潮文庫 た 59-2) / 感想・レビュー
marukuso
立花隆ゼミで当時東大の学生だった人たちが会いたい人に会って、インタビューした内容をまとめた本。そもそも東大生とはいえ、一学生が有名人、一般人、関係なくアポとりからインタビュー内容の質問まで考えて、どこまで聞きたいことを聞き出せるかを実践させるということ自体が貴重だし、生の声を聞く、人と会って話すということがとてつもなく羨ましい体験だ。1巻目は戦前戦中生まれぐらいの人たちのインタビューをまとめていて、戦争体験ってのが大きく横たわっている感じ。どの人も逞しく生きていてとても敵わない。
2020/12/06
shishi
[A]様々な人達の「二十歳のころ」を中心としたインタビュー集。人によって言うことは千差万別で、それぞれに個性があってなかなか面白い。文章は東大の立花隆のゼミ生が書いているので質に差もあるけれど、面白いインタビューは文章がしっかりしている。若者へのメッセージとして自己成長のコツやこれからの未来を切り拓いていく上でのアドバイスがあり、自己体験の語りはそのまま体験的な、個々人が肌で感じた昭和史になっていて、軽い気持ちで読んだわりに意外と得るところが多かった。
2013/08/26
ゲスト7
老人や大成している人は重み・厚みが違う。自分のこれからの方向性を考える時に、参考になると思う。時間を空けて、また読んでみたい。4
2016/02/15
しもやま
元オウム真理教信者に対するインタビューが興味深かった。論理を超えた身体性への憧れや今はカルトと認識されている新宗教が僕の想像以上に自然に入り込んでいたことがありありとわかった
2017/05/07
HarmfulBear
昔深夜に聞いたラジオで紹介されていた本。不思議なものでその番組は忘れてしまったがなぜかこの本の題名だけは覚えていた。先日ブックオフオンラインにて探して見たところあったので購入。ボリュームはあるが、様々な視点を知ることができら良書だと思う。 中でも東大元総長の吉川さん松本零士さんの話が印象に残った。他にも被爆者の方々の話も心を打つものばかりだった。気になり名前を検索して見ても、亡くなっている方が多くいらっしゃって時の流れを感じた。
2017/03/21
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