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繭 (新潮文庫)

繭 (新潮文庫)

繭 (新潮文庫)

作家
青山七恵
出版社
新潮社
発売日
2018-07-28
ISBN
9784101388427
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繭 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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えみ

角度を変えてあらゆる方面から覗いてみたけれど、やはりこれは尋常じゃない人間たちの歪んだ物語だった。美容師の舞は自分の店を持ち、結婚もして、人生それなりにうまくいっている女性…のはずなのに裏の貌は夫に暴力をふるうDV女!そしてその妻からの理不尽な暴力にただただ反抗もしないで堪える夫、優しく健気、こんなにいい人はいない…と思ったら、この夫怖すぎる!!身の毛がよだつ夫・孝の本性、裏の貌に不気味さを感じずにはいられない。そんな夫婦の住むマンションの住人・希子はこれまた一見自立している女性に見えたが…。歪さに悪寒。

2022/08/27

優希

ただ、ひたすら怖かったです。歪な闇に投げ込まれたような感覚に陥りました。

2023/06/02

ピロ麻呂

う~ん(^_^;)読みにくい文章ではないのだけれど、舞、希子、ミスミ…誰にも全く共感できず。理解不能な言動も多いし、??の連続(>_<)疲れました…

2019/04/19

エドワード

ヘアサロン経営の舞の前に現れた不思議な女、同じマンションに住む、希子。前半は舞から見た希子の奇行。しかし舞も夫の孝と対等になろうという幻想にとらわれてDVを起こす。希子は不審な行動が目立つ恋人・道郎への懐疑に悩む。後半は一転、希子から見た舞の奇行が描かれる。全員の言動が奇妙だ。孝と希子が5年前からの知人という怪しさ。人が信じられなくなるね。舞と希子が合わせ鏡のようにお互いを監視している姿が怖い。首を絞めあうように四人が追い込まれていく様が痛々しい。繭とはマンションの一室、現代人の孤独の象徴なのだろう。

2020/07/28

coco夏ko10角

青山七恵さんの作品って合うのと合わないのがあって、内容紹介で「これは合わない方かも…」と察したけど、やっぱりちょっと。最初は暴力女の舞が嫌だったけど、ある意味分かりやすいかも。それに対してこの夫が何を考えてるか、というより思考回路がどうなってるのか全く分からなくて確かに怖い。でもこの二人はもうプレイみたいな面もあるのかな。そうすると希子と道郎の方がより分からないかも…。

2019/07/12

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