土地の神話 (新潮文庫 い 25-8)
土地の神話 (新潮文庫 い 25-8) / 感想・レビュー
dzuka
東急グループの初代五島慶太氏にスポットを当てた、東京の都市形成の過程が理解できる一冊。 田園調布の成り立ちや、今の渋谷の発展、東京の地下鉄が二つある謎などが、その勃興期から解説されていて、大変興味深い。 この本だけを読んでいると、東急グループってどうなのと思ってしまうが、今の東横線周辺の発展などを見ると、功罪相半ばか。ハロウィンの渋谷の騒ぎを五島慶太氏がみたらどう思うのだろうかといろいろ想像してしまう。 イギリスのガーデンシティとの対比も面白い。資本主義の歴史、民意が、両国の差になっている気がする。
2018/11/03
感想・レビューをもっと見る