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黒沼: 香月日輪のこわい話 (新潮文庫 こ 54-51)

黒沼: 香月日輪のこわい話 (新潮文庫 こ 54-51)

黒沼: 香月日輪のこわい話 (新潮文庫 こ 54-51)

作家
香月日輪
出版社
新潮社
発売日
2012-08-27
ISBN
9784101390710
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黒沼: 香月日輪のこわい話 (新潮文庫 こ 54-51) / 感想・レビュー

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夢追人009

香月日輪さんの作品はこれまであまり読んでいませんでしたが、これを機会にまた少しずつ読んで行こうかなと思いましたね。半分ぐらいが中学生向けに書かれた作品とあって怖さは控え目で甘く健全な読後感ですが中々バラエティーに富んでいて楽しめますよ。ハードな怪談がお好きな方には少し物足りないかも知れませんが童心に帰って読むと丁度よいでしょうね。SFとミステリー調の作品を紹介しますね。『ランドセルの中』まさしは野菜が嫌いで給食の野菜をビニール袋に包んでランドセルに入れ学校の帰りに捨てようと考えたが何故か鞄の中から消える。

2021/04/24

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

1999年にポプラ社から『このさき危険区域』として刊行されたものに、新たに11編を加えて文庫化したものです。玉石混合といった短編集だったかな。ホラー小説が主でしたが、中にはホロリとさせられる話もありました。身体の弱い僕は祭りがあるこの季節になると熱を出して寝込んでいた。今年こそはと思っていたけど・・「黒沼」と、交通事故にあい病室で動けない彼女を時折見舞ってくれる青年の話「海を望む窓辺に」の話が好き。迷い込んだ裏路地で話しかけられたと思ったらそこには猫がいて・・「ねこ屋」。私も迷い込んでみたい。★★★

2012/12/20

ゆみきーにゃ

<購入>香月さんのダークな一冊。やっぱりこの方の文章好きだな。新作が読めないのが残念でたまらない。

2016/06/08

ヒロ@いつも心に太陽を!

最後の『春〜茶屋の窓辺にて候』のかなり濃い恋愛ものが「こんなのも書くんだ!」と私には新鮮だった。だって私の中では妖アパシリーズの印象がとても強い作家さんなんだもん!どれもさっくりと読める短編ばかりで皆さんが感想を書かれているように大して怖くない話ばかり。でも面白くないってわけではないから(さして印象にも残らないけど)帯があおりすぎたんだろうね。ところで『黒沼』の桜大のその後を描いた作品て何??気になるー(´∀`*)!!

2012/09/16

りゅう☆

子供の純真さ故に残酷さがより一層伝わり、学校の七不思議のような、ちょっと背筋がゾ~っとする「このさき、危険区域~学校のこわい話」、「黒沼」での不思議な体験、ショートストーリー「譚の部屋」では死んだ妻が呪い出てくる話もあればお茶目ないたずらで驚いたり、「生きていればなんとかなるさ」という彼の思いに前向きになれたり、断崖での奇跡に心打たれ、「春 茶屋の窓辺にて候」で時代劇での読み物として堪能したり。どろどろの怪奇物語というだけでなく、短編だけど不思議な世界を疑似体験してるような感覚に引き込まれていった。

2015/03/06

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