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志に死す :人情時代小説傑作選 (新潮文庫 い 17-89)

志に死す :人情時代小説傑作選 (新潮文庫 い 17-89)

志に死す :人情時代小説傑作選 (新潮文庫 い 17-89)

作家
池波正太郎
藤沢周平
笹沢左保
菊池寛
山本周五郎
縄田一男
出版社
新潮社
発売日
2019-12-23
ISBN
9784101397351
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志に死す :人情時代小説傑作選 (新潮文庫 い 17-89) / 感想・レビュー

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あすなろ

評論家 縄田氏が選んだ時代小説集。しかも巨匠の作品ばかり。惹かれない訳がない、という作品ばかり。どれも印象的な短編ばかりだが、藤沢周平・笹沢左保・山本周五郎各氏の作品が好みかな。特に笹沢左保氏の木枯し紋次郎は実は初めて読了。特に印象的であった。ここに収められた作家達の作品はいつか読んでみたいと長年思っている方々。木枯し紋次郎の世界からそろそろ少しずつ読み始めようかどうするか、という気持ちにもさせられたのである。

2021/06/08

ドナルド@灯れ松明の火

武士や男たちの命を懸けた生き様を描くアンソロジー。このジャンルは数多く書かれているので編者も少しは楽というか逆に迷ったのではないか。池波正太郎の「看板」は他でも読んでいてこれで3回目かな。何度読んでも女乞食の描写に涙が出そうでジーンとする。 お薦め

2020/09/20

あまみ

時代小説5編の短編。著者5人とも日本文壇の歴史に名を遺す作家たち。笹沢左保の作品は木枯し紋次郎の一話。任侠物なので本のタイトル「志に死す」にそぐわないのでは?と思って読んでいたが、最後の最後でそれに行きついた。菊池寛の作品は、けじめをつけた潔い武士に感心するよりむしろ愚かだと思った。同じけじめをつける物語である藤沢周平の作品は納得、一番面白かった。山本周五郎の作品は「どのようにしたのか?」疑問を持ちながら読むも最後に「何故」とともに解り、小さな感動。▽武士は理不尽なことでも下手に喧嘩が出来ないのですね。

2022/02/06

Kira

図書館本。時代小説五篇をおさめたアンソロジー。初読みの笹沢佐保氏の「生国は地獄にござんす」は、木枯らし紋次郎ものだった。この一作を見るかぎり、紋次郎の物語というのは映像に向いているものだと感じた。紋次郎が口にくわえた楊枝からしてトレードマークみたいで、名乗りをあげなくてもわかる。あの楊枝は武器になるんだ ろうか。シリーズを読んでみてもいいかなと思い始めた。

2021/07/10

ひさか

2020年1月新潮文庫刊。藤沢周平: 木綿触れ、笹沢左保:生国は地獄でござんす、菊池寬:敵討順逆かまわず、山本周五郎:城中の霜、藤沢周平 :意気地なし、池波正太郎:看板、の男の生き方をテーマにした5つのアンソロジー。笹沢さんは、紋次郎もので、楽しめました。縄田さんのチョイスが良いです。姉妹篇の女性の生き方をテーマにした「絆を紡ぐ」からの読み歩きです。

2020/09/02

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