されど、かすみ草 (新潮文庫 と 9-1)
されど、かすみ草 (新潮文庫 と 9-1) / 感想・レビュー
青豆
「正しく、普通に」をモットーとして日々を送る25歳のOL・万紀子。キャリア・ウーマンにも玉の輿にも興味はなく、ただひたすら平凡な結婚を夢見るが25歳になった現在も胸ときめかせる出逢いもなく、見通しは暗い。そんな万紀子の前に理想の男性が現れる。主人公を取り巻く恋愛指南役の叔母・早苗や男運の悪い久代、計算高い陽子などの友人達と普通な主人公との対比が面白い。かすみ草は主役を引き立てる花と思われがちだが、そんな事はなく自らも主役になれる花である。そんなかすみ草の様な主人公を描いた爽やかな恋愛小説。
2016/04/13
Naoko Mizuno
心が疲れた時、再読したくなる本。 なんていうのか、懐かしいな。
2018/05/20
モリータ
砂田みたいな男が実際いるかは?で、まぁ状況設定に必要なものとして、それに対する25歳恋愛経験なしのOLの反応としてはリアルなのだろうか?これは本当の疑問。まぁ、残酷かもしれんけど「しかしいまの万紀子の気持としては、数枚まとめて千円のハンカチより、たった一枚で千円のハンカチを大事に、ただ眺めて楽しむだけでも、心はそちらに傾いた」みたいに男性を一山いくら的な発想はよくあるじゃないだろうか、と思う(何回か聞いたことがある)。
2012/04/10
Naoko Mizuno
カマトトぶると言われてもいい、 藤堂さんの作品の中でも一番好き♪
あやぴ
これは良かった記憶。でも時代はバブルかも
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