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青い扉 (新潮文庫 と 9-4)

青い扉 (新潮文庫 と 9-4)

青い扉 (新潮文庫 と 9-4)

作家
藤堂志津子
出版社
新潮社
発売日
1998-03-01
ISBN
9784101400143
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青い扉 (新潮文庫 と 9-4) / 感想・レビュー

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あつひめ

少女が女性へと変わるとき、果たして心の中はどんなことでいっぱいなのだろう…とはるか昔を思い出そうとしてみたが、思い出すことはほとんどなかった。好奇心や差別化、自分と他人を比較して喜怒哀楽をあらわにする。若さって何にも勝る輝かしいもの…なんて美しさの欠片もないものかもしれない。札幌を舞台にしているので、乾いた空気感を共有できた気はする。心を開いたはずの友を生け贄に差し出したような場面は、同性としてそれはちょっと…と思ってしまうのは、年を重ね、頭が固くなったのだろうか。

2014/11/20

Arisa*

藤堂志津子さんの作品初読み。 今回、主人公の少女が、18歳で女子短大に通いながらも、心の底に焦燥を抱え、無邪気な同級生とは相容れずに、詩作に熱中して、そこからさまざまなキャラクターとの関わりを描いていくという設定に惹かれて読んでみたが、この本は私が今、読みたかった本であったなと思った。そして、主人公の少女の無頓着ぶりがまたなんとも言えずいい味をだしている。藤堂志津子さんの作品をまた読んでみようと思う。

2014/02/01

瑞本

主人公のいい加減というか、あまりやる気が感じられない態度には一部共感もできたけど、全体的になんだかなあという話だった。個々のエピソードが色々と投げっぱなしなのは、レイの人生の一端を見せるという意味でおそらく故意に結末を書かなかったのだろうとは思う。しかしなんだかよくわからないまま話が進んで、曖昧に終わってしまったなという印象しか残らなかった。知人の男に強姦されかける主人公を身代わりになって救う女性のエピソードは、なんとも気持ち悪いとしか言い様がない。

2011/06/27

はちみつ

色んなエピソードが全部曖昧に…。様々な体験を通して、レイが成長していくのかと思いきや、そんな感じでもないし。彼女はこれからどんな女性になっていくのかしら…。

2012/07/07

yukino

昭和の匂いを感じたいなら藤堂志津子。 泣きたい時には竹内結子。

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