アカシア香る (新潮文庫 と 9-7)
アカシア香る (新潮文庫 と 9-7) / 感想・レビュー
優希
世代が違うのですが、やがて必ず訪れることなのですね。人生から引退した女性に降りかかる転機と再生の物語。いつか同じ立場に立つことを考えながら読みました。
2023/08/27
星落秋風五丈原
加地美波は母校札幌K高校の同窓会館の管理人をしている40代の女性。有能なキャリアウーマンであった過去を捨て母の死の傷心を癒している。ところがある日かつての上司で不倫相手でもあった墨岡が癌で余命幾許もないと知らされ会社への復帰を懇願される。同窓会で会った既婚の音村に好意を持つ美波は。
2001/06/08
MIKETOM
なかなか面白い。ただ、それ以上の具体的な感想を書こうとすると何を書いていいのかよくわからない(笑)ラスト、やっぱ自分の可能性をもう一度試したいっていうストレートな動機のほうがよかったような気がする。今のままじゃ特に戦力にはならないわけだし(下手すると足手まとい)。そして、密かに彼女たちを陰で支えるって真の動機を心深く持っていくほうが深みが出たんじゃないだろうか。それにしても、吉川の件はどうなった?不倫相手としてでっち上げられ、後のトラブルの火種として伏線を貼ってたんじゃないの?期待してたのに(笑)
2020/02/24
栄養満点ナス
母を亡くし、勤めていた会社を辞めて、同窓会館の管理人を務めることとなった女性の話でした。現状の管理人の仕事に満足しつつも、かつての仲間との交流を通して、新しい人生へ踏み出すまでの過程が楽しめました。登場人物も多く、その個性を持った彼らが会館を訪れて物語展開させていく感じがおもしろかったです。
2020/02/20
つるりん
ほぼ同年代だし、親の介護とかは他人ごとではないんだけども、もろもろ違いすぎて共感できない
2012/06/16
感想・レビューをもっと見る