やっと名医をつかまえた: 脳外科手術までの七十七日 (新潮文庫 し 46-3)
やっと名医をつかまえた: 脳外科手術までの七十七日 (新潮文庫 し 46-3) / 感想・レビュー
gontoshi
医者には同様の思いを感じます。 この本が出た当時から少しでも良い方向に変わっていて欲しいなと思います。
2021/12/27
樽
脳動脈瘤の予防手術をめぐるお話。母が3センチ近くある巨大動脈瘤の手術をしたとき、脳髄液とかいうのが鼻から出てきて次の日またすぐ開頭手術。当時はとにかく母が助かったのでうやむやになってたけど、1回目の手術で髄膜に穴ぼこ開けちゃったってことでしょ?この本読んでたら文句の一つも言えたかもしれない。
2016/01/24
うたまる
クソ面白い。女性作家が脳動脈瘤手術から生還するまでのドキュメント闘病記。昔から「先生と呼ばれる奴に碌な者はおらん」と言われてきたが、まさにそれを地で行く衝撃の内容だった。巻末の医者同士の対談ででも、作中のC医師レベルのヤバい医者が「いる、いる。絶対います」と太鼓判を押される始末。サイコパス、守銭奴、自信家、レイシスト、歪んだ人間の坩堝だな。一応、本書はハッピーエンドであり最後には「世の中に、名医はちゃんといるのだ」と謳い上げている。しかしどうも胸が騒ぐのだが、本書を読む限りその確率が低過ぎはしないか?
2022/05/30
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