日本の川を旅する: カヌー単独行 (新潮文庫 の 5-1)
日本の川を旅する: カヌー単独行 (新潮文庫 の 5-1) / 感想・レビュー
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
カヌーイスト野田氏のエッセイ。リニアモーターカーで東京-名古屋がたった1時間で行けるようになるという時代。のんびり漕いで川を下るカヌーツーリングは最高の贅沢な旅かもしれない。カヌーは体験ツーリングしかしたことが無いけれど、こういう本を読むとやってみたくなる。川とカヌーが好きでたまらないという感じがヒシヒシと伝わってきます。日本の自然、いつまでも大切にしたいです。最近は本当に「川で魚捕まえて遊ぶ」なんてことが少なくなりました。寂しいね。★★★★
saga
【再読】昭和63年に就職し、自分で給料を稼げるようになって四駆を手に入れた。自然と趣味はアウトドアに傾き、その延長でカヌーを絡めた川・湖・海遊びにはまる中、著者の本に出会った。昭和50年代後半はバブルがはじける直前。河川に下水が流れ込む描写が多くある。また、ダムが、ヒトの心も含めて、生態系に及ぼす影響も、水の上からつぶさにリポートされている。カバーも無く、新潮文庫ではお馴染みのスピンも擦り切れて短くなっている。それだけ、この本はキャンプでよく読んだ思い出深い本だ。解説も椎名誠氏であることも良かった。
2021/10/15
はる
蒸し暑い季節に一服の清涼剤のような本。カヌーイスト野田知佑さんが日本の様々な川を下ったエッセイ。博学でありながら少年のような野田さんが魅力的。川辺に暮らす人たちとのやりとりが微笑ましくてとてもいい。自然破壊と役人の利権が蔓延る現状を嘆きながらも、川とそこに住む人たちへの眼差しは限りなく優しい。久しぶりの再読。この本を読んだあと、野田さんと椎名誠さんの本を読みまくった頃を思い出しました。
2021/07/21
ポルトン
久しぶりに野田さんの本を再読する気になったので初期作品から! 読み返してみると初期の頃から野田節は出来上がってたんだ!と納得w 多摩川の扱いが酷くてワロタwww この本の初版は昭和57年。 日本の川も随分変わりました… 大半は悪い意味で…
2019/03/24
アポロ
いい旅してるね、羨ましい!憧れるわ!素敵です!「山に木が無くなると川の水は枯れる。山はすなわち川なのである。」深すぎる!
2020/05/03
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