解剖学個人授業 (新潮文庫 み 29-3)
解剖学個人授業 (新潮文庫 み 29-3) / 感想・レビュー
るう
南伸坊が養老孟司から話を聞いたり著書を読んだりして書いた解剖学~哲学メモ。たまには小説ばかりじゃなくこういう本を読むと少し知識が増えた気がするけど、すぐ忘れちゃう。読みやすかったけど、解剖学のことをもっと知りたくなったら養老氏の著書を読むほうが良いかも。
2013/06/08
或るエクレア
養老先生の授業かと思いきや大部分が南伸坊さんが聞いて纏めたものというw解剖の話は導入であり、そこからどんどん抽象の話になる。でも面白くなってきたなって思ったらそこで終わってしまいあと一歩痒いところが残ってしまう。現実(感)というものを五感に近い部分と脳内でもっと深い真善美の部分に分ける話がでてくる。アクチュアリティvsリアリティのお話はもうちょっと聞きたかったなあ。
2015/07/22
glaciers courtesy
退屈である。「こんなもの何の役に立つんだ?」と思っていたら、「補講」という章で「私の講義なんか本気で聞いたら、出世の妨げですよ。ともあれ学生にはそう言い渡してある」という文章があった。そうなんだよな。大学で哲学の先生は「我々は実生活で役に立つような学問を実学と言って馬鹿にしている」って言っていたもんな。しかし、この年になって「まだ自分は何者でもないよな」と感じている自分にはまだまだ楽しめない領域であることも事実。昔は路上観察学会とか結構好きだったんだけどな。
2010/03/03
読み人知らず
養老先生と南しんぼうさんのレベルの高い授業。最初はついていけたけど最後は理解がしんどい。面白いんだとは思うけどまだ読破出来るレベルに自分はいませんでした。解剖のなりたちについて、勉強中の自分からすると体の内部に名前を付けたいと思ったやつに文句を言いたい気分です。
2008/04/03
しんしん
解剖学をきっかけにして雑談がどんどん展開していく本だった。 言葉があるから解剖学があるとは名言だった。
2015/07/09
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