根をもつこと、翼をもつこと (新潮文庫 た 75-6)
根をもつこと、翼をもつこと (新潮文庫 た 75-6) / 感想・レビュー
カピバラ
ランディさんの文章は、本当に読みやすい。素直な気持ちや考えがスルスル入ってくる。内容は、原爆やエイズや犯罪についてが中心だったが、ただ批判や擁護するわけではなくて、ランディさんの率直な意見が書いてあり、読んでいて納得できた。ネコの話が印象的。
2013/03/27
治野
「呪い」の話面白かったなぁ…。すごく面白かった。呪いは言葉。意識していることはあるけど、自分がまさか呪術師なんてわからないで呪いを量産している人もいるはず。私は大丈夫だろうか?いや、私だって呪いをかけてることもかけられて、それに気づいてないことがあると思うな。
2016/11/03
筆ぺん
世界(外界)の出来事に対して、自分の心ではどう受け取ったか、をすごく丁寧に描かれる。うちがこの作者を好きなのは、作者が自分の心に丁寧にコミットしているからだろうなぁ。
2013/01/14
cithara
私は今のランディさんに聞いてみたい。日本で去年放射線事故が起こったことについて。実際彼女は広島の平和慰霊碑を訪れているし、チェルノブイリにまで赴いて取材している。今回の事故はそれらに比べて規模が違うと言われればそれまでだが。ランディさんが3.11後の日本についてどう思っているのか興味がある。少し前の本だからニューヨークの貿易センタービルのテロ事件についても触れている。あの時も世界が変わったと思ったものだが東北大震災後と比べれば... 私も「がんばらない。あきらめない。わかったことにしない」ようにしよう。
2012/05/16
aiueo
読んでていたたまれなくなる事がしばしば。自分のいやな事もダメなところもさらけだしてて、ひりひりしながら読みました。実感する事、想像する事。現実感を持って想像する事。原発の事とか、あぁ、そうやって実感すればいいのかと。面白かったです。
2011/10/12
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