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その夜の雪 (新潮文庫)

その夜の雪 (新潮文庫)

その夜の雪 (新潮文庫)

作家
北原亞以子
出版社
新潮社
発売日
1997-08-28
ISBN
9784101414126
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その夜の雪 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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BlueBerry

慶次郎縁側日記の発端となると言うことで読み始めた次第。人情小説7篇の短編集です。晴れやかな話しと言うわけでもないので割と苦手な感じだった。

2014/01/16

suzu

うまい。江戸の生活感が自然。人のおもいあい方(上手く言えないけど)にも無理がない。二人の岡っ引きと同心のひとしくその上に雪が降るあたりの終わり方。そういうおもい方でこの年末をすごすことで、自分のこのもろもろ起きている何一つ片付かない日々を一段落しよう。そうしよう。

2016/12/23

森の猫

慶次郎縁側日記は、せつなくつらい話しが多い、だからこそ、義理人情が深く身にしみるんだと思う。

2014/11/23

山内正

勝手口から娘のおひでが帰った 昼前峯吉出た直後おひでも出たと 夜まで帰らないと言ってたのに あんまりじゃないのおっ母さんの言ってた通りにだ冷たい人と 十四年前に男を追って家を出、上方で女将を一目おひでに会いたいと 来たんじゃないの 何処が可哀想だ 娘が母の肩を持つとは 女の子の遊ぶ側で女が思い詰めた顔で話し掛けた 連れて行くつもりか 私子供が出来ないんですそれでと 家に戻るとおひでが見慣れぬ簪を おっ母さんに貰ったの おの女の家に木箱がうさぎ買ったの 十五夜に一緒に跳ねようと思って 女と女房が重なった

2021/09/01

山内正

貯めた金を懐に風呂敷を持ち  多分戻って来ねえ この長屋に 一年前に来て貯めた金 軒下に親方が立っていた  国に帰ると昨日言ったからか 嫌な予感がする 国から戻ったら左官やらねえかと  一切を捨て歩き出した 松の木の幹から女が近づく 見知った湯殿の女おみちだ 何故そこにいたのか 小田原の父親と兄貴二人は左官  上が足場から落ち働け無くなり 借金してたのを見ていた  他の事をと江戸へ出た  春江亭の風呂が楽しみに金を貯めて一晩を楽しむ 部屋からみちと弟の借金話が  日雇の金も一緒だと出して  長屋に戻る事に

2022/03/19

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