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峠―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)

峠―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)

峠―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)

作家
北原亞以子
出版社
新潮社
発売日
2003-09-28
ISBN
9784101414171
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峠―慶次郎縁側日記 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ちゃいろ子

ほんのちょっとした曲がり角に。 誰でもが出会ってしまうかもしれない魔があって。 出会わなければ平凡な人生を穏やかに過ごせたのに。 事実としては、誰かに大怪我を負わせた、もしくは殺してしまった。 でも、その前の真実は? 捕らえる側の人間たちが、罪は罪。だが、、と立ち止まってくれるのが 良いのですよねぇ。

2022/02/14

ろば

慶次郎と婿の晃之助、それぞれの個性が表れてきたように感じました。慶次郎、ルックスでは完全に婿から負けてますが(笑)

2017/12/25

Kira

第四集。読むのは二回目。「峠」は160頁ほどの中編。富山の薬売り四方吉は江戸からの帰り道に碓氷峠で追いはぎに襲われ、誤って相手を谷底に突き落としてしまう。江戸に引き返し、宗七と名乗って塩売りをするが、四年後、宗七の妻おつぎが現れる。碓氷峠にそれぞれの人生の峠が重なる。巻末の解説が実に的確で感動すら覚えた。シリーズ第四集で「峠」をもってきたことに、やはり何か意味があるのだろうと思う。

2017/09/20

kazukitti

最初が嫁入り直前の娘がレイプの挙句自死するとかとんでもなくムナクソの悪い話からスタートしたから、もうあれだ、このシリーズはシンドイ話を、解決もしない大団円になりそうもない展開を尻切れトンボのラストで明るく情緒あるように見せる雰囲気でぶった切る話と考えるしかw つまらなくはない。つまらなくはないけど、まぁシンドイw 「峠」ももうちょと読みやすくならなかったのかとかね。雰囲気は京極風ではあったけど、あっちの方が登場人物のごちゃごちゃした感情を説明してるけど、全然わかりやすいよね。まだもう少しねばってみようw

2019/06/05

うみろー

人間思ってもみなかったことで、足元がすくわれることがある。真面目に小さくとも幸せに生きて来た人でも理不尽なことで人生を捨てなくちゃいけないことがある。そんな背中が冷えるようなことに、あらためて気づく。そう。世の中は公平ではない。

2011/03/03

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