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夢のなか―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)

夢のなか―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)

夢のなか―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)

作家
北原亞以子
出版社
新潮社
発売日
2009-09-29
ISBN
9784101414232
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夢のなか―慶次郎縁側日記 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ろば

元定廻り同心が主人公の話だが、派手な捕り物はほとんどない。日常に潜む親子、親戚付き合い、就職、結婚、嫁姑、DVなどを巧みに取り入れられた作品です。また、江戸の情景が上手く描かれていて目を閉じると、埃っぽい江戸の町や物売りの声、長屋の井戸端でおしゃべりをするおかみさんたちの声までが聞こえてきそうです(笑)

2018/01/29

ぶんぶん

いつもながらの、慶次郎縁側日記。 安心して読めるのだが、こちらが「辛抱」出来ない歳になったか、やたらと説明調が気になる。一人の人物像を説明するのに、二、三人の付けたしがある。込み入って来る、文体がそうだし、そうしないと納まりきれないと、思うのだが…お話はいつもの江戸の長屋の人情話、酸いも甘いも噛み分けた慶次郎が巧みに捌く。やるせない男女の機敏に江戸の匂いを嗅いだ。

2014/01/03

Kira

第九集。うまいなぁ、と思わずうなったのが「可愛い女」に出てくる蕎麦と羊羹。蝮と忌み嫌われている吉次に頼み事があると、吉次が居候している妹夫婦の蕎麦屋に可愛い女が訪ねてくる。さっそく、蕎麦が出てくる。女の蕎麦には羊羹が添えられ、吉次の蕎麦は大盛りである。妹夫婦のはしゃぎぶりが羊羹と大盛りで表現され、吉次の ぼやきが笑いを誘う。作者お気に入りの吉次は、やはり「やさしい男」なのだと再認識した。

2019/07/20

kazukitti

間数巻飛ばしちゃったけど続きのエピソードみたいなのはなかったような気がしたので問題なかったw でも前やらかした時はお登世との関係にあれ?とかあったんで、間埋めた時にまた何か感じるのかもなw ハイ、内容は毎度のしょっぱい人生にわずかの晴れ間オチの人情噺で一緒。当たり前とはいえ、主人公の心の傷は全く癒えてないのが改めて知れてそりゃそうだろwとしか。衝撃のシリーズ開幕何してくれてんだよ北原さんだったっつーのw 

2020/03/16

キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言

女性たちのお話。吉次がかわゆい

2010/12/28

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