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星が降る (新潮文庫 し 40-3)

星が降る (新潮文庫 し 40-3)

星が降る (新潮文庫 し 40-3)

作家
白川道
出版社
新潮社
発売日
2005-01-01
ISBN
9784101422237
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星が降る (新潮文庫 し 40-3) / 感想・レビュー

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

男ってのは女々しい生き物です。ん? この文章、矛盾しているかな。言い方を変えましょう。男ってのは実に恋々たる生き物です。あきらめが悪いのですね。どうでもいいこと、こだわっても仕方ないことにこだわる。ハッキリ言って、そのこだわりは生きていく上で邪魔です。もっと肩の力を抜いて上手く生きていけば楽なのに、敢えて不器用な生き方を選ぼうとする。その上、そんな生き方がカッコイイと己に酔っているからタチが悪い。困った生き物です。でも好きなんだなぁ、この世界。次は『最も遠い銀河』を読むかな。

2015/06/10

はつばあば

白川さんは初読みでした。中年男性の不器用な想いを文章に書かれていたのでまだお若い作家さんと思えば・・あら、まぁなお年でした^_^;。この時代の男性ってけっこうシャイなんですよね(#^.^#)。この方の作品は読メの本棚に入れるには誰と合わせたらいいのだろうなんて考える。中年男のロマンス?ファンタジー?小説やなんて可愛いわ。

2015/10/22

じいじ

 白川道には珍しい短編集。カッコいい中年男とカワイイ美人のマドンナの組み合わせの白川小説の基本は不変である。5編の主人公は、小説家、大手商社マン、建築家、元銀行マンでカウンターバーのオーナー・・・と多彩である。小説としてのストーリーの面白さは流石である。私は、五十男が今は亡き愛娘と年齢が重なる美女に淡い恋心を寄せる何とも切ない「イヴの贈り物」が、悲しい結末ではあるが好きだ。2編は、麻雀と競輪のギャンブルをモチーフにしている。楽しめる一冊ではあるが、白川道の小説の醍醐味、魅力はやはり長編大作にある、と思う。

2015/02/22

まめこ

★★☆☆☆他人の人生に引きずられて生きてきたこれまでにケリをつけ、自分の人生をリスタートさせるオジサマたちの話。嫌いな路線ではないはずなのだけど…なんだろう?1話ごとにおセンチさが粘っこく鼻につくようになった。麻雀や競輪など私がギャンブルに明るくないというのも一因かも。逆に輝きを失った水穂さんや浜のリリーなど女性陣はガツンと生きてる感じがして好きだった!

2022/07/23

雨巫女。

男性の方がロマンチストなのかもしれません。

2010/12/10

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