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櫻画報大全

櫻画報大全

櫻画報大全

作家
赤瀬川原平
出版社
新潮社
発売日
1985-10-01
ISBN
9784101427010
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櫻画報大全 / 感想・レビュー

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阿部義彦

これはずっと読みたかった本で古書市で見つけた時は快哉を叫びました!赤瀬川原平さんの漫画(お座敷、おざ式等)は河出の「赤瀬川原平漫画大全」で読めたのですが、世間を騒がせた『櫻画報』は中々眼にする機会が無く断片的な知識『朝日ジャーナルが回収された、とか云々』しか無く、全貌を知りたいとずっと思ってました。朝日ジャーナルで3頁での連載の『野次馬画報』が、馬肉=櫻肉から(野次馬のサクラからも)『櫻画報』となり、鋭角的ドス黒い画風のイラストと相まってグロテスクに切り込み、ガロへと場を移します。時代の肖像。

2024/03/15

あっきー

⭐2 10年間積読本キャンペーン29冊目、大昔に新刊で買ったのをようやく読んだ、千円札事件、トマソンや芥川賞に比べれば底は浅いので読み飛ばした、機動隊が湖の水をストローで吸っている絵は無かったな

2021/06/07

アズル

ペラペラめくって読みました。パロディーマンガが面白かったです。つげ義春のパロディーが良かった! 私は当時、生まれていないけれど、なんとなく時代の匂いを感じました。

2014/05/20

まふ

赤瀬川原平が週刊朝日ジャーナルに掲載した桜画報の記事の「アサヒ アカイ」という言葉に朝日が反応し回収、2週間発刊休止、役員編集長担当者更迭という「快挙」を成し遂げた記念の顛末の一冊。面白い。パロディ作家としての面目躍如。赤瀬川の天才が光る一冊。彼の絵を初めて見たが、うまい。丁寧だし、ふざけ方が見事。天才の仕事ぶりだ、と感心してしまった。彼らの仲間松田哲夫、南伸坊、呉知英と並んで四方田犬彦が座談しているが、彼も赤瀬川が好きなのだと思った。まあ、皆が好きになる男である。

2021/12/20

東森久利斗

人間は、かつて、こんなにも自由に気高く大空を飛翔、母なる大地に汚物を撒き散らし醜悪な姿を晒し恥ずることなく、己の魂と欲望の赴くまま駆け巡っていたのか? イカロスの翼が退化し、息絶えて幾年月、内なる野生の声から逃避し、今や電子の波に吞まれ溺れ掛けている我々は、果たして、本当に自由なのだろうか???

2017/12/10

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