テーブルの雲―A book for a rainy day (新潮文庫 は 25-1)
テーブルの雲―A book for a rainy day (新潮文庫 は 25-1) / 感想・レビュー
あかつや
専門の書誌学から食、休暇の過ごし方、車の運転、社会へのお小言などなど非常に幅広い日々のネタを拾ったエッセイ。どれもなるほどと納得させながらクスッと笑ってしまうユーモアに満ちている。リンボウ先生はある分野に関してはえらくおおらかなことを仰ってるのに、別のある分野に関しては随分頑固だったりするのが、なんか自由な感じがしていいっすね。その自由さを象徴するのがアンコの「秘密の食べ方」だな。他で書いたから「教えてあげない」とイケズなこと言うけど、ググったら出てきて助かったよ。アンコ好きだけどその発想はなかったわ。
2023/06/09
にゃおりん
何もしない休暇、イギリス的休暇の部分、おおいに共感しました。
2015/05/12
お~い
興味あるところと興味のない部分との、読書の集中力の差がすごく出た本です。 気持ちが惹かれないところはもう読むのやめようかと思ってしまうし、 惹かれるところはすごく入り込んで読んでいました。
2013/08/17
のんき
1996年10月刊。解説(東海林さだお)で指摘されるように「上質」ということばがよく似合う。
2011/08/01
サンチョ
学者としては分からないが、偏屈なオジサンのエッセイとしては面白い。本書で引用されてる鴎外の作品を読んで見たくなった。また、何もしないイギリス的休暇の良さに同感。この部分だけ家族に読み聞かせよう。
2013/04/23
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