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モンローが死んだ日 (新潮文庫)

モンローが死んだ日 (新潮文庫)

モンローが死んだ日 (新潮文庫)

作家
小池真理子
出版社
新潮社
発売日
2018-10-27
ISBN
9784101440286
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モンローが死んだ日 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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chantal(シャンタール)

還暦間近の鏡子は夫と死別してから、天涯孤独で軽井沢にほど近い場所でひっそりと生きて来たが、深い孤独から精神的な不調を来し、治療のために医師高橋と出会う。その後男女の関係となるが、高橋は突然姿を消し、その消息を探すうちに彼は偽の「高橋医師」だった事がわかる。いったい彼は何者なのか?全編鏡子の視点で描かれるのだか、老いに向き合う彼女の心理が痛いほどわかる。誰かにそばにいて欲しい、でもこの歳になって裏切られたり心変わりされることを思うと独りの方がいいと思ったり。私ならきっと結末は彼女と同じ選択をしただろう。

2020/03/06

アッシュ姉

大人の恋愛小説かと思ったら、まったく予想外の景色が広がっていった。たった数行の新聞の三面記事から創作のヒントを得て、これほどの長編を書き上げたことにさらに驚く。さすが小池真理子さんである。

2023/03/08

ミッフー

入院中の病院にて完読📖 単なる腸炎なのでご心配には及びませんが、集中力は減退😩 小池小説では、恋に衝撃を受けファンになり、今迄数多くを読みましたが、評価は並💦 内容は至ってありきたりな大人のサスペンスラブ物語、それに670ページも費やす意義が分からない😓 多少のクドさも感じつつ、情景描写や表現力、文章の美しさに長けた小池氏だからこそ最後まで読めたが、他の作家なら❓題名にモンローを使ったのは売れ線狙いか、大して本題と関係無いのに😜 それにしても僕の中では、まりりんと渡辺直美がダブりまくりでした😅

2018/11/13

佐島楓

恋愛とミステリのバランスが良いのはさすが小池作品。ただネット検索でだいたいの謎が解けてしまうところにやや疑問を感じたが、それも時代ということなのだろうか。女性の揺れ動く心情描写はいつもながら心に残る。

2018/11/20

ann

自分はたぶんとても自己肯定感が低いのだが、だからなのかヒロインの自己肯定感の低さから来る、あきらめ感とか、どーせ感がもういちいちわかりすぎてしまったり、あるいは作者特有の、若くない女性の恋愛模様、気持ちの揺れ加減などの繊細な描写にのめり込んでしまう。(しかも4歳歳下の男性となんて、どストライク) たまには夢と現実があやふやになりそうな小説を読むのも必要な今の自分。

2021/09/04

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