白愁のとき (新潮文庫 な 18-12)
白愁のとき (新潮文庫 な 18-12) / 感想・レビュー
ケイ
読友さんが、「明日の記憶」を読んだ時にこの本のことを思い出したと言って貸してくれた作品。二冊を読みくらべると、書かれた時代があるからか、家族よりもアルツハイマーになった本人の人生の捉えた方に重点が置かれているなという印象。「精神的な余命」という言葉も、見逃せない。この主人公のような選び方もあるだろうが、やはり家族で支えあっていくのが一番望ましいような気がする。こういう時に、その人のそれまでの生き様があわられてくるのだろうか。
2015/05/24
zanta
これも何度目かなぁ。ただ、明日の記憶と比べて、バラバラしている感じがする。比べる必要はないけど。せっかく魅力的な設定の主人公なのに、醜悪な所だけを残したというか。妻以外の女性との関わりを持っている場合じゃないだろう?と思ってしまった。もしこの本だけ読んでいたらそんなに感じなかった事かもしれない。一週間の間に両方読んだから、つい比較してしまった。もし自分がこの病気にかかってしまうなら、この本より明日の記憶のほうでありたい。
2014/10/19
にせものばかり
若年性アルツハイマーを描いた作品としては、荻原さんの「明日の記憶」とこの作品が有名ですね。自分がもしそうなったら・・と考えさせられました。
2014/02/22
かめこ
すごく興味深いテーマだったけど、何か残念だった。
2021/01/14
fumikaze
私達は、誰かの為とか何かの為ではなく、自分自身のために存在していたらいいのではないか。心と身体と仕事と家庭、これ等がバランス良く衰えていけば、死に向かう苦しみが少ない様な気がする。
2018/05/07
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