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ヨギ ガンジーの妖術 (新潮文庫)

ヨギ ガンジーの妖術 (新潮文庫)

ヨギ ガンジーの妖術 (新潮文庫)

作家
泡坂妻夫
出版社
新潮社
発売日
1987-01-27
ISBN
9784101445021
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ヨギ ガンジーの妖術 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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紅はこべ

ヨギ ガンジーと不動丸ってブラウン神父とフランボウみたいですね。「ヨギ ガンジーの予言」はホームズの有名作のヴァリエーションかな。不動丸と美和子のヨギ ガンジーとの出会いが読めた。この短編集は再読かと思っていたら、初読でした。

2019/05/31

HANA

衆人環視の下で空にされた募金箱(心霊術)、予告されていた人の死(遠隔殺人術)、事故を知らせる奇妙な予言(予言術)等ガンジー先生が挑む奇妙な謎の数々。フーディーニ依頼超常現象と奇術は切っても切り離せない関係だが、ここのトリックの数々は奇術師でもある著者独特な物ばかり。特に「王たちの恵み」はそれが顕著で、タネがわかると同時に騙された爽快感と同時に世界が逆転する感覚も味わえる。こういう感じチェスタトン以来みたいな気がするなあ。こういう感覚が味わいたくてミステリを読んでいたというのを思い出させてくれる一冊でした。

2021/01/21

オーウェン

名探偵ながらも、3か国の血を引き、心霊術や念力に読心など、多くの術をこなすヨギガンジー。 各編によって術の類が変わり、話もそれに沿った事件をヨギガンジーの前に提示していく。 進むにつれガンジーを慕うものが増えていくのもおかしい。 巨漢な不動丸に加えて、ガンジーに惚れこむ美保子のアタックも積極的。 他にも作品あるようなので、またガンジーの名推理を見たい。

2023/09/27

ばりぼー

およそ三十年ぶりの再読。泡坂氏のマジシャンとしての実力が遺憾無く発揮された好短編集。ヨギガンジーシリーズ第3弾「生者と死者」がとうとう復刊され、やっと手に入れることができたので、その予習(再読なので復習?)としてガンジーのキャラ確認です。ドイツ人とミクロネシア人と大阪人の混血でヨーガの達人(得意なのがツリキのポーズ)、全ての超能力や超常現象はトリックだと断言し、いかがわしい香具師の企みや不思議な怪現象を次々と見破っていく…。遠隔殺人、念力、予言など、魅力的なマジックのネタが明かされてます。GOOD!

2014/05/14

おりん

面白かった。良作。連作短編集。ユーモアがありコミカルでクスリとくる、軽快なミステリ。笑わせてくれるだけでなく、ミステリとしても結構良くできた話があってよかった。特に一話目と四話目は予想外の真実で唸らされた。同シリーズのしあわせの書も読みたいと思う。

2018/12/02

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