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さらば国分寺書店のオババ (新潮文庫)

さらば国分寺書店のオババ (新潮文庫)

さらば国分寺書店のオババ (新潮文庫)

作家
椎名誠
出版社
新潮社
発売日
1996-09-02
ISBN
9784101448176
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さらば国分寺書店のオババ (新潮文庫) / 感想・レビュー

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サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

今を去る事35年以上も昔、この作品を引っさげて鮮烈に文壇に登場し「スーパーエッセイ」なる新ジャンルまで作ってしまった椎名さんのデビュー作品。うーん、この文体!既にデビュー作から完成されてますね(笑)。それにしても昔から制服関係の人だの、権威を傘に着る人だのに怒っているのは変わりがないのだなぁ。出版社の記念パーティーで目の前の雲丹の握りを巡る激しい攻防戦とか笑ってしまいました。やっぱりこういう馬鹿な話を真面目に書けるのはこの人しかいない。でも、馬鹿な話をしながらも最後にしんみりが良いね。★★★+

2016/07/19

ゆいまある

椎名誠デビュー作。この本が爆発的に売れたことで、椎名誠は会社を辞め、作家として生きていく決心をした。と、巻末の目黒さんとの対談まで読むと椎名誠の凄さや人生ドラマが面白いが、この本自体は面白くない。当時椎名さんが感じていた、国鉄とか警察とか、自分に圧力をかけてくるものに徒然と軽やかでグネグネした文体で愚痴り続けているだけである。この文体が昔は苦手だった。今も読みにくい。国分寺の古本屋さんを巡る話など、全てが椎名さんの想像に過ぎない。そして公務員を妬みすぎ(笑)。

2024/01/31

ナミのママ

椎名誠さんのデビュー作品。新潮文庫ってこんなに文字が小さかったっけ?1996年発行。いきなり始まる国鉄の話題にタイムスリップしたような感覚。こだわりと怒りとユーモア、今の時代だったら叩かれるような内容もなぜか笑えてしまう。お勧めされた本、お名前は知っているけれど、著作を読んだのは初めて。悪口のようでいて、実は愛情を感じてしまう不思議な文体だった。

2023/05/11

マエダ

東京郊外の古本屋さんの老人経営者の逸話を起点にして、当時著者が思っていた面白いこと面白くないこと、腹の立つことを書いたという本書。椎名氏の処女作なのかな?

2018/12/19

nemuro

奥付によれば「平成8年9月1日 発行」。購入履歴を知ろうとブログ(アメブロ&ジュゲム)内を検索。2012年1月(未読のまま返却)と2016年10月(読了)。いずれも函館市中央図書館から借りた記録はあるものの購入記録は見当たらず。どうやら、ブログ開始(2007年4月)以前の購入と結論付けてみた。「衝撃的なデビューを飾った伝説のエッセイ、待望の文庫化」の本書。1944(昭和19)年生れの著者、35歳頃の作品。嵐山光三郎、糸井重里、東海林さだおの影響を色濃く受け、こんな文体を自ら“昭和軽薄体”と名乗ったらしい。

2023/12/03

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