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「十五少年漂流記」への旅 ―幻の島を探して (新潮文庫)

「十五少年漂流記」への旅 ―幻の島を探して (新潮文庫)

「十五少年漂流記」への旅 ―幻の島を探して (新潮文庫)

作家
椎名誠
出版社
新潮社
発売日
2021-06-24
ISBN
9784101448428
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ジャンル

「十五少年漂流記」への旅 ―幻の島を探して (新潮文庫) / 感想・レビュー

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サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

シーナ隊長の怪しくない探検(笑)。「十五少年漂流記」のモデルとなった島を探す旅。「十五少年漂流記」は私も子供の頃にわくわくしながら読んだ記憶がある。モデルになる島があるのは知っていたけど、通説ではない新しい説があるとは!実際読んでみて確かに新説のチャタム島の方が「チェアマン島」のモデルに相応しいと思う。ただ楽しく読ませてもらったが、肝心の島に関する記載が少なくて寄り道のページの方が多いのが残念。「十五少年漂流記」を再読してみようと思う。★★★+

2021/08/06

雲をみるひと

椎名誠の十五少年漂流記の舞台を検証した旅などが記された旅エッセイ。十五少年漂流記関連以外の題材も収録されている。他の自作のリファーがかなり頻繁に見られるのは気になるが、関心の高い題材を扱う時の作者の熱量には引き込まれる。十五少年漂流記の舞台についての考察も納得感があった。

2022/05/03

Sakie

「十五少年漂流記」は少年シーナマコトの冒険心の芽を育んだ。そのモデルとなった無人島へ上陸する企画。とはいえ、現地の描写は数ページである。脱線のように過去の旅での体験や知識が披瀝されるので、意図を計りかねて置き去りにされそうになる。もちろん適当な紙面埋めなどではなく、言わんとすることがあるのだ。椎名家の書棚にはフィクション・ノンフィクションを問わず、冒険記や漂流記が膨大に並んでいると推察される。経験と知識が合わさって初めて立つ仮説、実感があるのだなあ。シーナ級でないとできない偉業である。珍しくちょい辛口。

2022/05/14

はかり

「十五少年漂流記」は私の子供の頃の愛読書で、漂流ものは大好物である。それを椎名誠が追いかけるという題名に惹かれて購入。あの島に二つの候補があったことや、この本が最も読まれたのは日本だということを初めて知った。最大の驚きは私の地元で郷土史家的な存在で有名な園田女子大の田辺真人教授が、モデルとなった島は別にあると論文で指摘したこと。田辺氏には何度かお会いしたが、彼にそんな側面があるとは全く知らなかった。これだから読書は止められない。

2021/12/06

時代

少年シーナが読んだ「十五少年漂流記」のモデルとされている島への旅。さまざまな世界の旅の思い出を踏まえながらその島へ。珍しくマジメな感じ◯

2022/06/08

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