KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

卑弥呼 (新潮文庫 く 20-6)

卑弥呼 (新潮文庫 く 20-6)

卑弥呼 (新潮文庫 く 20-6)

作家
久世光彦
出版社
新潮社
発売日
2000-06-01
ISBN
9784101456263
amazonで購入する Kindle版を購入する

卑弥呼 (新潮文庫 く 20-6) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

〇〇〇出来ないという悩みを抱えたカップルのカオルとユウコ。そんな2人と、周囲の人々との出会いや別れを昭和の懐かしい音楽や、様々な文学作品の蘊蓄が散りばめられた大人のための童話。大人な久世さんからプレゼントをもらったような気持ちになる物語だった。

2017/04/13

更夜

若いユウコとカオルのカップルを中心に、読んだ後、とてもさわやかな気分になると同時に、胸の奥が痛むような、哀しい気分にもなります。20年前、新聞に連載されていた小説ですが、当時の人気の本、テレビ、曲・・・そしてカオルのお祖母ちゃんの読書博覧強記ぶりも嫌らしくなくて、周りの人びとが皆、おかしくて、哀しくて、それでいてしたたかで。エロチックな部分とピュアな部分をここまで見事に融合させた物語は他には知りません。素敵。

2015/02/23

やまちゃん

突飛なテーマなのに、とんでもなくロマンチックで暖かいラブストーリーでした!! ユウコとカオルを取り巻く家族の肖像でもあり、出版物というものが、たとえ1冊のありふれた月刊誌でも社会に及ぼす影響の根深さ・怖さも、なるほど~と、考えさせられました。お祖母ちゃんと、老コネリーさんの純愛が素敵過ぎて、 もう! 涙、涙(ToT) 登場人物全てのキャラが素晴らしく際立っていて、たくさんの物語が交差し、ラストは大団円(^-^)v こんな面白い長編には、滅多にお目にかかれないと思いました☆5つ星です★

2014/08/04

ラス太

単なる下ネタの本だと思って期待していなかったんだけど、予想外に面白かった。所謂登場人物のキャラが立ってるというか、お祖母ちゃんとユウコのやりとりが面白く、草加さんのドジっぷりに読みながらクスクス笑ってしまう。それでいて終盤、人の死についても考えさせられて、人に薦めたいけど薦めにくいそんな本。85点。

2012/08/11

Antronoscope

久世光彦の小説では最高傑作だと思う。増村保造監督で映像化なんて夢のコラボを夢想します

感想・レビューをもっと見る