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たぶんねこ しゃばけシリーズ 12 (新潮文庫)

たぶんねこ しゃばけシリーズ 12 (新潮文庫)

たぶんねこ しゃばけシリーズ 12 (新潮文庫)

作家
畠中恵
出版社
新潮社
発売日
2015-11-28
ISBN
9784101461335
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たぶんねこ しゃばけシリーズ 12 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

今回は文庫で12作目ですが、いつもの季節に病を発しなかったので、まわりが気にして半年の間に守ってほしいことを五つ示すのですが、それぞれを破ってしまうということで連作の話が続きます。最後にはいつものように寝付いてしまうのですが、このシリーズは読んでいるとほかの小説とは異なってなんかほっとするような気がします。それでも変なあやかしたちが出ているのですから、変わった小説なのでしょうね。

2015/12/24

ゴンゾウ@新潮部

今回も心が暖かくなる作品でした。特に後半の2作品が特によかった。何の為に自分は存在するのだろうか。そんなことを我が身に照らして考えてしまった。自分の居場所はどこなのか?それにしても若旦那の成長を感じさせてくれる作品でもありました。

2018/06/06

mocha

若だんな、兄や達との約束を全部破るの巻。跡取り息子の競争では、商才のあるところを見せた一太郎、体さえ丈夫だったらなぁ。仁吉、心配したよ。栄吉の後輩たちは現代っ子みたいでむかっ腹がたったし、月丸ははた迷惑だ。そして於こんちゃん首つっこみすぎ!私も気分は離れのあやかしの一員。甘いものを食べながら大いに楽しめた。

2016/04/27

またおやぢ

兄や達と交わした五つの約束。その五つの約束をそれぞれ破ってしまう話が五つ展開する構成が巧みで、且つその一つ一つの話が良くできている。相変わらず病気がちな若旦那ではあるが、商売に、恋に、友情に、はたまた人助けにと忙しく、しかもその対応に成長を感じるのが何とも嬉しい。読了後胸が温かくなるシリーズ第12巻。

2016/01/10

sin

冒頭の兄や達との五つの約束…それがお題となって一太郎はことごとくそれに背いてしまうという構成が見事だ。そこには『ゆんでめて』にみられたような作品世界を揺るがす危うさはなく、いつもと変わらぬ…という安定が伺えるが決して一本調子に感じさせない語り口のうまさがあるように思えた。しかし、作者の登場人物たちに対する甘さはいかがなものだろうか?“こいさがし”の於こんはそれが伏線になってはいるが“くたびれ砂糖”の小僧の始末はいただけない…

2016/12/15

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