なりたい しゃばけシリーズ 14 (新潮文庫)
なりたい しゃばけシリーズ 14 (新潮文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
文庫本に新しくおさめられたので早速読んでみました。いつも時代物というと剣戟ものが多いのですが、この本を読むとそのようなことも忘れてほんわかという感じになります。相変わらず病弱な若だんなのために神様を呼んで、ということなのですが・・・。いつもながらのあやかしたちのキャラクターやまわりの人物も楽しいですね。
2018/01/28
sin
スピンオフ『えどさがし』で覚えた寂寥感は、生まれ変わりなどという不確かな望みに縛られたあやかし達を想ってのことであったが、それを払拭するかのように輪廻転生を約束する物語だ。若だんなに与えられた寿命は思ったより短いのかもしれない。さて本作品は人の身勝手…あやかしの一途…神々の戯れ、そして若だんなのなりたいはなに?
2018/01/18
ケイ
もはやこれだけ死者が身近になってしまえば、この世にとまる理由はあるのだろうか。床につく日数も明らかに増えているように思う。猫又騒ぎの時には、実家の商売を心配して、鳩に生まれ変わったので屋根の上で実家を見守っていたらカラスにやられてしまった話とか笑いながら読んでいたが、終いの方は心配になってきた。シリーズもずっと続いてるからなあ。どうなるかしら。オーディブルにて。今回のお声は、家鳴り達の声がちょっと違和感あった
2024/06/30
hirune
薄っすらと既読感があると思ったら、単行本で読んでました。身体が弱くて滅多に外には出られない若だんなは、安楽椅子ならぬ 布団に埋められた寝床探偵として、あやかし探偵団の調べてきた事実を元に真相を推理します。とはいえ、犯人はお前だ!とかよりは 少しでもみんなが幸せになれるように心を砕くんです。というわけで、今回もほんわか優しい お江戸あやかしミステリーでした☆
2018/03/16
青蓮
大人気「しゃばけシリーズ」第14段‼安定のほんわかとした読後感。様々な形の「なりたい」をテーマにした5つの短編集。いつも寝込んでる超々病弱の若旦那ですが、どこか逞しくなってきた気がしました。しかし、あの外伝に繋がってるのかな?と思える部分があるので、切なさも漂います。
2017/12/10
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