おおあたり しゃばけシリーズ 15 (新潮文庫)
おおあたり しゃばけシリーズ 15 (新潮文庫) / 感想・レビュー
ケイ
若旦那、随分と動いちゃってるじゃないの。今回は、各話のクライマックスに近いあたりで、若旦那が自ら動き、それを見た騒動のもとになってる人やら妖やらがマズいぞと思ってるのが伝わってくる。それと、小さい頃の若旦那を守るために兄いや達が心を通じ合わせたのもまたジーンときた。今回の朗読はしのぶさんだから、流石にうまかったわねえ
2024/07/08
sin
おおあたり-責められるべきは惚れたの押しに心変わりの娘心か?その許嫁より菓子を選んだ男のワガママか?長崎屋の怪談-上出来、怪談ミステリー。はてはて-貧乏神の心持ちにほっこり。あいしょう-目的は同じ…。暁を覚えず-箸休めのような物語。毎回のテーマ連作で今回は“おおあたり”自分なら何を当てたいだろうか?貧乏神の手に入れたものが一番(^_^)v
2018/12/06
ぶち
第15弾になって、いつものしゃばけの雰囲気に戻ってきました(前々作、前作では、若だんなと妖たちの寿命の違いに哀しみを感じていました)。今作は様々な"あたり"をテーマにした5編。日本語の"あたり"には、良い意味も悪い意味もあります。富札が百両以上の大当たりだったのですが、それが招いた騒動は貧乏神の金次も辟易。栄吉の新作菓子・"辛あられ"の成功が招いた辛い結果も長い目でみればその方が良かったのかもしれません。お気に入りは「あいしょう」の偏。仁吉と佐助が長崎屋に来たばかりの小僧時代のお話がとても楽しめました。
2023/10/15
青蓮
しゃばけシリーズ第15弾。良い意味でも悪い意味でも「おおあたり」をひいてしまった者達のエピソード集。読後感のほっこりは変わらず。仁吉と佐助の出会いを描いた「あいしょう」が一番好きです。
2019/01/02
アルピニア
しゃばけシリーズ第15弾。このシリーズはほのぼのした安心感をもって読めるのが良いのだが、正直言って前半三話はだいぶダレているような・・と思いながら読み進めた。しかし第四話、一太郎と兄や達の最初の騒動を描いた「あいしょう」と第五話、一太郎の独り立ちしたい気持ちを描いた「暁を覚えず」は良かった~( *´艸`)畠中さん、やってくれるなぁ・・とニヤニヤうるうるしながら読んだ。これは、やっぱり次も読んでしまうな。それにしても栄吉さんのお饅頭ってひどい扱われよう ( ゚艸゚;)
2019/02/04
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