さくら聖・咲く: 佐倉聖の事件簿 (新潮文庫)
さくら聖・咲く: 佐倉聖の事件簿 (新潮文庫) / 感想・レビュー
ケイ
読み初めて気付く。ああ、アコギなのか…のあの子だ。あり得なさうで軽そうな設定だったよなあと思い出しながらも、一つ一つの謎が気になってあっという間に短編5つを読んでしまった。次は弟をもっと登場させてほしいなあ。
2016/07/04
扉のこちら側
2016年483冊め。単行本で既読、文庫で再読。シリーズ2作めで聖の就活の話になる。選挙の話だけれど、そういえば彼はまだ大学生だったんだっけ。前作で鼻について苦手意識があった彼の口調は慣れてきて苦ではなくなった。話としてはご都合主義的大団円だけれど、人情物としてはいいだろう。
2016/06/27
ゴンゾウ@新潮部
スーパー事務員佐倉聖の就活の話。大物政治家の大堂のコネを使わずに実力で就活に挑んでいるが、結局は周囲の思惑に振り回される。利用できる物は何でも利用する政治の裏側を垣間見た気がする。最後は予定調和な気がしてしまう。あっさり読めるけど物足りない。
2016/08/11
papako
続けて。いよいよ大学3年になり、就職を考える聖。だけど、コネは嫌。迷惑もかけたくない。政治の世界じゃなくて、9時5時のサラリーマンを目指す。んだけどいろいろある。それにサラリーマン、9時5時なんて甘いよ。事務所『アキラ』ではなく就職したい、でも『アキラ』にいたい。ちゃんと自分の気持ちに気づけて、いい選択したんじゃないかな。大団円でしたね。そしてやっぱり苦戦。続編の方が楽しめたけどね。なんか嫌な雰囲気があるんです。
2020/06/21
aquamarine
政治家の事務所でアルバイトをしている聖も、就活をする時期に!弟を養うために政治関係ではなく、お堅い職業をつかもうと四苦八苦しています。相変わらず彼は仕事ができる頭のいい男で、数々のトラブルに巻き込まれながらもなんとか切り抜けていきます。ユーモアミステリというより、愛すべき周りの人達との繋がりを楽しむ感じでしょうか。ひとつだけ聖が凄いなあと純粋に思うことがあります。どんなに頭に血が上ってもそのまま言葉にしない所。息を吸ったり、10まで数えたり。私もそうしたいけれど、意外と難しいのです。
2016/11/02
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