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風樹の剣―日向景一郎シリーズ〈1〉 (新潮文庫)

風樹の剣―日向景一郎シリーズ〈1〉 (新潮文庫)

風樹の剣―日向景一郎シリーズ〈1〉 (新潮文庫)

作家
北方謙三
出版社
新潮社
発売日
1996-11-29
ISBN
9784101464084
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風樹の剣―日向景一郎シリーズ〈1〉 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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真理そら

鮫と闘って肉を食べたり、海に潜って波を斬り、泳ぐ魚を木刀で叩いて獲ったり、蛇を腕に巻き付け骨を折って焼いて食べたり、なかなか野性的な旅をしながら父を探す景一郎。ムルハーン千栄子さんのエディプス・コンプレックスとライアス・コンプレックスに絡めながらの解説もおもしろい。父に勝つことで、一段階強くなった景一郎は遺された森之助を背負って旅を続ける。こんなオープニングだとどうしても続きも読まなくてはという気にさせられてしまう。

2019/06/18

眠る山猫屋

再読。蛇が美味しいというエピソードを最初に知ったのは、ゴールデンカムイでもファブルでもなくこの物語だったなぁ。父を追い討ち果たすという宿命を背負わされた日向景一郎は、序盤まだ十六歳くらい。真剣の立ち合いに失禁してしまうくらいのメンタルです。命のやり取りを重ねていくうちに、魔神のような剣士に育っていく。というか、独りで育ったのか。だから彼には人間的な感情が希薄。けだものは初恋すらままならない・・・。けだもの道を一直線な景一郎、悲壮です。

2019/05/30

Nobuko

再読 1-5巻まとめて貸してくれたので1から再読 北方節は読みやすいけど いまひとつ主人公にのめりこめない だから2でやめたのかなぁ とりあえず今度は5巻までよんでみようっと

2021/09/26

kinghaya

★★ 書店で続編が出ていたので、本棚を見たら、平成8年の初版が出てきた。確かに読んだ気がするなぁ、と思いながら再読。この巻がシリーズの中で一番面白いと思う。

2019/06/20

あさえ

安定の北方。章で区切って旅が進んで行くのは読みやすかった。水滸伝とは違い、景一郎が淡々としている様もすぐに慣れる。そして相変わらず北方作品の男共はあちらの方もお強いのです。

2019/06/24

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